リリーフ登板したドジャース・佐々木朗希投手(23)(写真=GettyImages)● ブリュワーズ 1−2 ドジャース ○
<現地時間10月13日 アメリカンファミリー・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキー・ブリュワーズとの優勝決定シリーズを先勝。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場するもノーヒット。2番手としてリリーフ登板した佐々木朗希投手(23)は1点を失い、9回裏の途中で降板した。
両軍スコアレスの4回表、ドジャースはチーム初安打を放つなど一死満塁の好機を作り、7番マックス・マンシーの放った大飛球が中堅フェンスへ。中堅手フレリックがフェンス際でジャンピングキャッチを試みると、ボールはグラブからこぼれてフェンスに跳ね返り、着地したフレリックのグラブの中に収まった。
このプレーで犠飛を狙っていた三塁走者テオスカー・ヘルナンデスは、フレリックの完全捕球までスタートが遅れ、ブリュワーズ野手陣の素早い連携により本塁封殺に。さらに、他走者は中飛と認識してそれぞれ帰塁していたため、返球を受けた捕手コントレラスが自ら三塁を踏んで併殺完成。「8−6−2」の中ゴロ併殺打となり、この回無得点に終わった。
ビッグプレーに得点を阻まれた中、先発左腕ブレーク・スネルが8回までわずか1安打、無四球に封じ、ブリュワーズに流れを渡さず。全てのイニングを打者3人で片付け、3回途中から8回終了までは打者17人をパーフェクトに打ち取り続けた。そして打線は6回表、4番フレディ・フリーマンが3番手右腕パトリックから1号ソロを放ち、待望の先制点を獲得。9回表には押し出し四球で追加点をもぎ取った。
2点リードの9回表から佐々木がマウンドに上がるも、一死から四球と二塁打でピンチを招き、1番チョウリオの犠飛で1点差に。二死と追い込みながらも、2番イエリッチに四球を与えたところで投手交代が告げられた。緊急登板のブレーク・トライネンは二死満塁とした後、4番トゥラングを空振り三振に仕留めてリードを死守。レギュラーシーズンで6戦全敗を喫した難敵相手に勝利を収めた。
大谷は2度の申告敬遠を含む3四球を記録するも、2打数無安打という内容でフィリーズとの地区シリーズ第3戦から3試合連続のノーヒット。佐々木はレギュラーシーズン含め通算7度目のリリーフ登板にして初失点を喫した。