【電子コミック】シニア・ミドルシニア世代、7割以上が「利用したことがある」と回答 -NTTソルマーレが調査結果を発表

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2025年10月14日 14:20  マイナビニュース

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NTTソルマーレは10月1日、「シニア・ミドルシニア世代と『電子コミック』の距離感」に関する調査結果を発表した。同調査は8月27日〜9月3日の期間、国際高齢者デーにあわせて、マンガに興味を持つ全国のシニア(60代)・ミドルシニア(50代)世代1,050人を対象に調査を実施した。


今回の調査対象である「マンガに関心があるシニア・ミドルシニア世代」に対して、『電子コミック』の読書状況を調査。その結果、7割以上(73.9%)が『電子コミック』を利用したことがあり、そのうち半数以上(52.5%)は週に数回以上の高い頻度で利用していることが分かった。さらに、約8割(78.1%)の利用者が連載中の新刊や最新巻の作品を読んでおり、シニア・ミドルシニア世代においてもマンガトレンドへの高い関心がうかがえる。


次に、『電子コミック』が魅力的だと感じる理由を尋ねたところ、「保管スペースを取らない」(58.8%)が最多に。次いで「スマホやタブレットで手軽に読める」(53.1%)、「試し読みができる」(41.2%)が挙げられた。調査結果を踏まえると、電子化によって『紙マンガ』特有の「保管スペース」や「作品の劣化」という物理的な制約から解消され、いつでもどこでも好きな時にマンガを楽しめる便利さが、利用満足度の向上に寄与していると考えられる。


さらに「昔読んでいたマンガ作品を、もう一度読みたい」シニア・ミドルシニア世代は8割超(86.9%)にのぼりった。その理由として、「好きなキャラクターや物語をもう一度楽しみたい」「当時の内容を再確認したい/新しい発見をしたい」などが挙げられ、懐かしさや再発見を求めた「読み返し」のニーズがあることがわかった。こうした「読み返し」ニーズに応えるプラットフォームとして、過去作品も豊富に揃い、手軽にアクセスできる『電子コミック』が効果的に機能していることが推察される。

『電子コミック』を利用していない理由として最も多く上がったのは「画面だと読みづらそう(目が疲れる、文字が小さいなど)」という点だ(※特になしを除く)。この結果から、視認性や操作性の向上が利用拡大の鍵になると考えられる。大画面デバイスでの閲覧や文字サイズ調整機能といった工夫が広がれば、利用していない層の利用意向を喚起できる可能性がある。特にシニア・ミドルシニア世代では「読みやすさ」が重要視されているため、その課題を解消することで電子コミック市場の更なる成長が期待される。


最後に『電子コミック』の今後の利用意向に関する調査では、66.9%のシニア・ミドルシニア世代が「継続利用したい/今後利用したい」と回答。『電子コミック』市場が今後、シニア・ミドルシニア世代を巻き込んでさらに拡大する余地が十分にあることを示している。


また、『電子コミック』の利用にあたっては、「文字サイズや明るさなどを調整して読みやすくするサポート」や「初めてでも理解しやすい使い方ガイド(紙冊子・動画チュートリアルなど)」を求める声が多く寄せられた。デジタルに不慣れな方でも安心して利用できる環境を整えることが、シニア・ミドルシニア世代の新たな利用促進につながることが期待される。



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