
アフガニスタンのタリバン暫定政権は、隣国パキスタンからの攻撃で民間人12人が死亡、100人以上が負傷したと非難し、報復攻撃を行ったと表明しました。国境地帯では11日にも軍事衝突が起きていて、両国の緊張が高まっています。
アフガニスタンを実効支配するタリバン暫定政権の報道官は15日、国境地帯でパキスタン軍から銃火器などを使った攻撃を受け、民間人12人が死亡したほか、100人以上が負傷したと明らかにしました。
アフガン側は報復攻撃で「多数のパキスタン兵を殺害し、パキスタンの軍事施設などを破壊した」としています。
一方、パキスタン軍は、先に攻撃をしかけたのはタリバン側だと主張し、これに応戦してタリバンの戦闘員ら15人〜20人を殺害したと発表しました。
パキスタンは、国内でテロを活発化させているイスラム武装勢力をタリバンが保護していると批判していて、今月11日にも、タリバンとパキスタンの軍事衝突で両国に数十人の死者が出るなど、緊張が高まっています。
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