
家事の“地雷ワード”と“神ワード”を詰め込んだ
愛媛県の「家事シェア推進冊子」が話題となっています。
【写真を見る】『簡単でいい』『手伝おうか?』家事の“地雷ワード”に注意!知っておきたい“神ワード”は?【ひるおび】
愛媛県が発行し話題「家事シェア」愛媛県が発行した冊子、「家事シェアスタイルブック」は、家事が「妻」に偏っているため家事をシェアする意識を醸成したいということで作成されました。
『家事シェア』とは、家事を「分担」するのではなく悩みや工夫を分かち合って家事を共有することで、夫婦がともに主体的に家事に関わることが大切です。
そのためには相手にどういう言葉で伝えるかが大事。
冊子では
家事をやってくれた相手の行動を尊重や感謝するような、敬意が伝わる言葉➡“神ワード”
家事をやってくれた相手の気持ちを逆なでする言葉・主体性に欠ける発言➡“地雷ワード”
として紹介しています。
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まずは毎日の食事にまつわる“地雷ワード”。
「食事の用意のときに『簡単なものでいいよ』と言われたら、簡単じゃないよと思ったりします」(50代・妻)
「簡単なものすら思いつかないし、『何でもいい』というのもイラっとします」(30代)
「夕飯何がいい?と聞くと『うまいもの』と言われるので『えっ!』て思います」(50代)
「せめて『で』じゃなく『が』って言ってほしい。『〇〇が食べたい』とか」(60代)
具体的ではなく、『簡単でいい』など相手をラクにさせるつもりの一言はまさに地雷で、怒りのポイントに。
また、家事を先延ばしするようなワードも地雷になりやすいようで・・・
「自分が見たいテレビがあって、私が頼んだ用事に『今やるよ』って言った割には20分30分やらないから『頼んだよね』って言ったら、『このテレビを見終わったらしようと思ってた』と言われた。『する』って言わなきゃいいのにとイラッとしたことはあります」(40代)
スタジオで、5児のパパ、杉浦太陽さんに気を付けている“地雷ワード”を聞いてみるとー
・『やっといたよ』というドヤ顔
・『手伝おうか?』
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コメンテーター 杉浦太陽:
奥さんたちは普段からやってるじゃないですか。それで自分がやっといた感を出すっていうのが一番良くないんですよね。
あと『手伝おうか』じゃなくて、『一緒にやろうよ』っていいます。手伝うっていう時点で家事は奥様がやるものみたいな認識じゃないですか。家のことは一緒にやる認識で頭にインプットしておくと、『手伝おうか』というワードは出なくなります。
「家事シェアスタイルブック」の“地雷”“神”ワードの事例をご紹介します。
まずは、休日の昼ご飯に「何食べたい?」と聞かれたら・・・
“地雷ワード”は、街の人からも多く聞かれた、『簡単でいい』。
“神ワード”は・・・
『〇〇が食べたいから、自分が〇〇するね』
自分も動く気持ちがあることを相手に伝える言い方が大切です。
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“地雷ワード”は、『後でやるよ』
“神ワード”は・・・
『〇〇までにやるね』
具体的にコミュニケーションをとって誤解を生まないことが大事です。
コメンテーター 杉浦太陽:
すぐやればいいんじゃないですか?いつまでにって決めちゃうと、それまで待たなきゃいけなくて「私、やるよ」ってなっちゃうから。奥様に言われた瞬間、動く。
“地雷ワード”は、『やり方が違う』
“神ワード”は・・・
『ありがとう!どうやってやったの?』
自分のルールから離れて相手の考えを聞くことが大切です。
地雷ワードを言わないため必要なこと家事シェア専門家の三木智有さんに、地雷ワードを言わないために必要なことを聞きました。
◆普段家事をしている人は、自分のルール=家庭のルールと思い込まない
◆普段家事をしていない人は、相手へのリスペクトの気持ちを忘れない
家事をしている人は、「ダメ出し」ではなく「フィードバック」。
家事をしない人は「やろうか」ではなく「やるよ」。
責任を持って引き受ける声掛けが効果的だということです。
「家事育児をワンオペで行うことはその人から自分の人生を楽しむためのゆとりを失わせてしまう。家事をシェアし、誰かに頼りきりになる関係ではなく支えあう家族を作る営みをしてほしい」と話しています。
(ひるおび 2025年10月15日放送より)