
isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2025年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週の星座占いを全文読みたい方はこちらをタップ 今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
そうだ、おろおろしよう
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今週のおひつじ座は、孤独同士が反響しあう残響音を聞き届けていくような星回り。
「ねえきみ たのむよ かんべんしてね」というR・D・レインの詩のごとし。この詩の「かんべん」は、まず「許してほしい」という懇願の形をとりつつ、次第に「ぼくをあなたの世界に入れてくれ」という侵入の欲望を明確に帯びていきます。
彼女にとって「かんべん」とは自分をすり減らしてきた受容の履歴を意味し、もうこれ以上は差し出せない。すなわちこの会話は、同じ「かんべん」という語を使いつつ、まったく異なる意味の世界がせめぎ合っているのです。
あなたもまた、「愛」のかたちをとった孤独の最終形態がどんな姿を見せるのか、身をもって体験していくことになるかも知れません。
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ゆらゆらていこく
今週のおうし座は、終わりを嘆くでもなく、始まりを焦がれるでもなく、移りゆきを一つの恵みとして受け取っていくような星回り。
『金木犀ゆつくり雨のはじまりぬ』(坂西敦子)という句のごとし。
匂いが満ち、雨が降りだす。そのあいだの「ゆつくり」こそが、生の時間に他ならない。そして、そこに嗅ぎ取ることのできる「移りゆき」こそが言葉にならぬ生活の深さであり、“人生の秋”を凝縮したような呼吸とも言えるのではないでしょうか。
あなたもまた、個人が晩秋の時雨(しぐれ)に心の移ろいを重ねたように、季節の移ろいとともに「わたしの人生もまた移ろっていく」という感覚を味わっていきたいところです。
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illustration by ニシイズミユカ
根源的な不快と向き合う
今週のふたご座は、一艘の丸木舟を作りあげていこうとするような星回り。
「癒し」の「癒」という漢字をじーっと見てみると、まず字の中心にある「月(にくづき)」と「刂(りっとう)」が目につきますが、ここからは鋭い刀で柔らかい肉を切るような痛み、苦しみが連想されます。
これは何らかの病気や体調不良を意味する「疒(やまいだれ)」の内実でしょう。ただし、そうした痛みや苦しみがすっかり心にしみてくると、病気の根っこのところが体からくり抜かれ、痛みもおさまり、心も安らいでゆくのだと。
あなたもまた、自身を癒すということに真剣に取り組んでいくだけの契機をつかんでいくことができるかも知れません。
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illustration by ニシイズミユカ
土にまみれる
今週のかに座は、だんだん一つになっていく過程に加わっていこうとするような星回り。
『団栗もかきよせらるる落葉哉(かな)』(正岡子規)という句のごとし。
団栗も、落葉も、人間も、掻き寄せられることによって、いつかは同じいのちの源へと還ってゆく。そこには人為も哀惜もなく、ひとつの自然が静かに安らいながら、みずからを撫でているに過ぎないのではないでしょうか。
あなたもまた、自分がどういう終わり方を迎えていきたいのかを改めて想像し、そのために必要な準備に取り掛かっていくべし。
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惰性にあらがう!
今週のしし座は、山上の石がぱかっと割れるように、新しい自分を創り出す喜びを味わっていこうとするような星回り。
世の中も人生も、その本質が変化の連続であるという点では共通していますが、にも関わらず、人間の中には周りに人が誰もいなくなっても、コケが生えても、石にでもなったかのようにじっと動かない人というのがいるものです。
動かず、変わらず、同じ場所に居続けることは、居心地がよく、安全で、自分のアイデンティティにも自信が持てる。特に、しし座の人たちというのは他の星座と比べて、そうやって自身のプライドを守ろうとする人がとりわけ多いように思います。
あなたもまた、慣れ切った自分のなわばりから出て、古い殻を破るべく、改めて節度と謙虚さを大切にしていくべし。
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やるっきゃないのさ
今週のおとめ座は、誰も代わってくれない時間を、誰にも見せられない仕方で抱え込んでいこうとするような星回り。
『この秋は何で年寄る雲に鳥』(松尾芭蕉)という句のごとし。
いたずらに年を取っていくさまを傍観するのでなく、年が自分に寄るように感じさせてくれるものなら、それはイタリア文学でもいいし、俳諧ならぬ徘徊でも、藤井風であってもいい。自分が心からそれを味わいたい、もっと密になりたいと思えるものなら「何」でもいいのだ。
あなたもまた、そうした内的な渇きを覚えるものをしかと捉え、「この秋」はそこに身を寄せていくのだという決意を改めて心に刻んでいくべし。
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ぼけたりさめたり
今週のてんびん座は、何気ない仕方で「軽い時間」と「重い時間」とを一致させていこうとするような星回り。
西方にある極楽浄土にあって生あるものすべてを救うとされる阿弥陀如来は、念仏により誰でも浄土に往生できるという阿弥陀信仰とともに、歴史的にわが国に深く根付いており、鎌倉の大仏さまをはじめ、その仏像もまた各地で古くから親しまれてきました。
そして、そうした仏像は古いものであればあるほど、明るい日差しや蛍光灯のしたで見るのと、蠟燭の焔で見るのとではまったく違ってくるものです。
てんびん座もまた、自分の部屋で何を見つめ、何を思うにせよ、その対象をいかに生かす仕方で扱っていけるかということが問われていくでしょう。
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片のつかなさをめぐって
今週のさそり座は、未払いを抱えたまま静かに生きる力を宿していこうとするような星回り。
『百方に借(かり)あるごとし秋の暮』(石塚友二)という句のごとし。
ただ淡々と、「あるごとし」と言い、夕暮れを見つめるだけ。もう返せないということを知りつつも、なおそのことに対して見ないふりはしない。そんな、おのれの不完全さと折り合いをつけた人間だけが到達しうる誠実な沈黙が、掲句には漂っているように感じます。
あなたもまた、赦しを乞うのでも責任逃れをするのでも、ただ絶望するのでもない、静かな肚決めを実行していくべし。
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だんだん恐れを捨てていく
今週のいて座は、誰かと共にいるなかで「恐れのない状態」を追い求めていこうとするような星回り。
ハンナ・アーレントは社会の絆の存在論的根拠を問うた『アウグスティヌスの愛の概念』の中で、古代ローマ時代の最大の教父であったアウグスティヌスの「amo: Volo ut sis.(アモー・ウォロ・ウト・シス) 」という重要な一節を取り上げています。
直訳すれば「わたしは愛する。わたしはあなたが存在することを欲する」。つまり相手に何かしてほしい訳ではなく、こちらから何か特別な働きかけがある訳でもない。そんなこの言葉が、実際どこまでの重さをもって書かれた言葉なのかは、正直わかりません。
あなたもまた、それ自体では何も語っていないがゆえに豊かであるような無心の祈りの先に、交わりを育んでいきたいところです。
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素朴な形で
今週のやぎ座は、世界が思いがけなく差し伸べてくれた手に、そっと掌を乗せていくような星回り。
『何の木のもとともあらず栗拾ふ』(高浜虚子)という句のごとし。
あり得ぬめぐりあわせに触れつつも、落ちている栗を拾うというささやかな行為を取るなかで、世界との関係が再び繋がり直されていった。すなわち、施しでも取引でもない、「落ちていたから拾った」というその何気なさに、自然の寛大さと人間の謙虚な受容の姿勢とが重なり、そこに感謝と驚きとが溶け込んでいったのです。
あなたもまた、そうしたカテゴリー以前の付き合いの感覚を思い出していきたいところです。
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逃げてナンボ
今週のみずがめ座は、下手に悪目立ちするより、やりすごし、生き延びることの方が抵抗的かつ実効的であると気付いていくような星回り。
中国には、ほんとうの隠者は都市のなかに隠れるという成句がありますが、デカルトもまた『方法序説』のなかで群衆のなかこそ隠れ家ということを言っています。
デカルトは人生の長い期間を遍歴と放浪にあてているのですが、彼が生きた17世紀頃のアムステルダムなどの近代的な都市というのは、無名性を許容する懐の深さのようなところがあって、もとの群れから飛び出してきた人間が潜り込める余地があったのだと思います。
あなたもまた、あらためて自分の街の定数だったり、自分にとって馴染みやすい都市の定数がどんなものなのか考えてみるといいでしょう。
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おかしくって不思議かな
今週のうお座は、人間であることをいったんお休みして、世界と再会していくような星回り。
『魔がさして糸瓜(へちま)となりぬどうもどうも』(正木ゆう子)という句のごとし。
この「どうもどうも」という語感には、人間と植物間で起きた「存在の同化」をユーモラスに響かせるアニミズムの微笑が宿っている。そして、それこそが「人間が糸瓜になる」ことの“ありえなさ”に、不思議な納得感をもたらしているのでしょう。
あなたもまた、自我の殻をほんの少し破って、世界の側に身を委ねる瞬間を楽しんでいきたいところです。
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