万博イタリア館→大阪市立美術館へ 特別展『天空のアトラスイタリア館の至宝』 大阪・関西万博(13日閉幕)のイタリアパビリオンの一部の展示が楽しめる、大阪市立美術館の特別展『天空のアトラス イタリア館の至宝』(10月25日〜来年1月12日)のチケットが、19日までに売り切れたことがわかった。18日午前10時にチケットが発売開始され、アクセスが集中する事態などになっていた。
【画像】万博イタリア館の特別展「売り切れ」大阪市立美術館が謝罪(全文) 同美術館の公式サイトには「観覧券の販売及び日時指定予約につきましてお詫び」が掲載。「ご好評につき、オンラインチケットの全日程が売り切れとなっております。多くのご関心をお寄せいただいておりますが、ご希望に添うことができず誠に申し訳ございません」と伝え、「主催者にて協議を重ねております。方針が決まり次第、大阪市立美術館ホームページまたは展覧会公式SNSにてご案内いたします」と説明した。
また、「ローソンチケット・セブンチケットの観覧券をご購入された方」へ向けて「このたび、日時指定予約ができない事象が発生しましたことを深くお詫び申し上げます。今後の対応につきましては、改めてご案内いたします。なお、混雑状況によりお待ちいただく場合がございますが、日時予約をお取りでない場合でもご入場は可能です」とつづった。
万博のイタリア館は、世界的に貴重な作品がそろい、連日大行列となった。特別展では、この一部を“継続展示”するもので、古代彫刻の「ファルネーゼのアトラス」を筆頭に、レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「アトランティコ手稿」、ペルジーノの傑作「正義の旗」の3件を厳選し、大阪市立美術館で披露する。
ファンの期待は多く、チケット発売初日にアクセスが殺到。特別展の公式Xは同日、「本日は、#イタリア館の至宝展 公式オンラインチケットに想定以上のアクセスが集中し、サイトにつながりにくくなる障害が発生しております。お客さまには、チケットのご購入と日時予約にご不便をおかけしており誠に申し訳ございません」と謝罪していた。
売り切れの報告に対して、SNSでは「これマジか」と驚きの声。「一日で完売なんて有り得ない、と思っていたら案の定、『日時指定予約のみ(つまり別途入場券の購入が必要)』が大量に転売されていました」、「日時指定予約済みのQRコードがフリマサイトなどで転売されているようです」といった転売報告や、「日程延長を希望します」「来場者の安全、展示品鑑賞の満足度を考えると、時間内の枠を増やすのはやめて欲しいです」など、多数の声が寄せられている。