
10月21日、衆参両院の首相指名選挙で自民党の高市早苗総裁が初めての首相に選出された。その高市新首相に関して、ジャーナリストの田原総一朗氏が10月19日放送の『激論! クロスファイア』(BS朝日)で放った暴言が物議を醸している。
野党に対して衝撃の提案
「この日の番組は、自民党の片山さつきさん、立憲民主党の辻元清美さん、社民党の福島瑞穂さんがゲスト出演し、高市さんが首相に選ばれる想定のもと、選択性夫婦別姓やジェンダー平等問題などについて議論が交わされました」(全国紙記者)
議論のなかで、辻本氏と福島氏が高市氏の考え方に否定的な意見を表明すると田原氏は「反対すればいいじゃん」「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と暴論を繰り広げた。
この発言にネット上ではツッコミの声が相次いでいる。
《言論の自由以前に居酒屋討論会レベルの発言を公共電波に乗せた時点でアウト要は自分への発言でしたね》
《フワちゃんの後継者見つかったな。番組打ち切り? テレ朝停波?》
|
|
このほか《この人の場合は通常運転と言えば通常運転だな》といった意見も。
田原氏はもともと“舌鋒鋭い”存在で知られる。
「田原さんといえば1987年にスタートした『朝まで生テレビ!』の司会を長らく務めています。しかし、近年は討論中に激昂することもしばしばで、怒りながら机を叩くなどの言動が見られました。23年10月には国民民主党の玉木雄一郎代表に『うるさい、黙れ! 黙れ!』と暴言を連発し、その後、謝罪に追い込まれています」(放送作家)
さすがに番組サイドも“リスク”を感じたのか、『朝生』の地上波報道は2024年9月いっぱいで終了し、同10月から「BS朝日」に移行した。
「『朝生』は放送時間が3時間から、2時間に短縮。放送時間も月末最終金曜日の深夜帯から日曜夜に変更となりました。それでも田原さんは『朝生』のほかにもネットの討論番組にも積極的に出演しています。しかし、今回のようなふるまいが続くようでは、91歳となった田原さんの“勇退”を求める声も高まりそうです」(前出・放送作家)
|
|
今回の発言に対しBS朝日は21日、田原氏に厳重注意をしたことを明らかにした。BPO審議入りの可能性も取りざたされており、いつもの“田原節”では済まされなさそうだ。