ママスタお子さんの送迎をめぐって、近所のママ友とトラブルになったという投稿者さん。投稿者さんの地域は徒歩だと学校まで50分も掛かるため、家庭が車で送迎をする家庭が多いそうです。
『近所のママから「小学生の迎えを代わりばんこでやらない?」と声を掛けられた。でも人様の子どもを自分の車に乗せて、万が一事故にでもあったら責任が取れないので、断ったら不機嫌になった』
気まずい空気に、「断った私が悪いの?」と不安になった投稿者さん。でも運転が得意ではなく、他人のお子さんを乗せたくないとのことです。この投稿にママたちから寄せられた意見をまとめてみました。
断って正解!疎遠にすべき相手
『疎遠一択では? 思い通りにならないと不機嫌になるような幼稚な人と付き合っていてもいいことないよ』
『断って正解! トラブルのもとだよ。代わりばんこといっても、結局毎日あなたに頼るつもりだったのかもしれないし』
『人の子どもを預かる責任は重い。わが子だけで十分』
『断る。責任を取れないし、こちらに急な予定が入ったら対応できないから』
まず目立ったのは「断って正解」という意見です。不機嫌を態度に出す時点で「今後も要求がエスカレートするタイプ」とママ友を見抜く声もありました。送迎だけでなく「今日は家で遊ばせて」「何時まで預かって」など、次々と要求される未来が目に浮かぶ……という警告です。
送迎シェア自体が面倒すぎる
『送り出しの時間を毎日他人に合わせるのはムリ。送ってもらう便利さよりも他人の時間を意識する手間が面倒くさい。送迎ってわが家のペースで動けるからいいんだよ』
『そんな面倒なこと、車だろうが歩きだろうが断るよ』
送迎を分担する仕組みそのものが面倒という声も少なくありませんでした。たしかに送迎は時間との戦いです。なので自分やお子さんの予定に合わせて動きたいもの。そこに他人が入り込むと、一気にストレスになるのではないでしょうか。
地域柄による事情
『近所のママが投稿者さんと2人で2交代したかったのに断られたなら、そのママの目論見が叶わず残念だろうね。そのママは、複数人に声を掛けて賛同者だけで一緒に送迎すればいいよ』
『他にも参加者がいるのなら、投稿者さんが加われば4人分担で済むのに……と不満に思ったのかも』
『送り迎えが当たり前の地域だからといって全員が同調する必要はないよ』
『免許を持っていないママもいるのだから、送迎分担に参加できない家庭があって当然』
代わりばんこ送迎が当たり前という地域もあるようです。投稿者さんによると、学童を利用するのは共働き世帯だけで、専業主婦は送迎分担に加わるケースが多いのだとか。「私と免許を持っていないママ以外はみんな送迎分担をやっている」と投稿者さんは語ります。
実際に断った経験のあるママたち
『私はそういうのが面倒くさいから「急に休みになったり用事できたら迷惑掛けちゃう。だからごめんね」と断った』
『私も断ったよ。「暑さ寒さで子どもが可哀想ではない?」と責められたけれど、冷却、防寒グッズで対応できると伝えた。風の日、雨の日は大変と次々に理由をつけてくる。キリがないよ』
同じように「送迎代わりばんこ」を断った経験があるママもいました。結局「自分が楽をしたいから誘っている」だけで、断られた不機嫌の裏には「思い通りにならない苛立ち」が隠れているのかもしれません。相手の時間やペースに合わせるストレスが積み重なるので、投稿者さんは自分のお子さんだけを送迎すればいいのでしょう。
トラブル回避のための距離感
『私はOKするタイプ。でも断られたとしても、それはその家庭と運転するママの事情があるから仕方ないねで終わる話。不機嫌にはならないよ。というか顔に出すなよと思う』
『日常のことは自分で責任を持つのが基本。どうしてもお願いがあるときだけ協力すれば十分だよ』
今回のケースで浮き彫りになったのは、「子育て仲間との距離感の難しさ」です。助け合いはたしかに大切ですが、相手の態度や性格によってはトラブルの温床にもなり得ます。ママたちが共通して挙げていたのは「断る勇気」と「疎遠のすすめ」でした。
お子さんの送迎を代わりばんこで行うことは、一見すると効率的で便利に思えます。でも実際には責任問題、時間調整のストレス、相手の性格によるトラブルなど、いくつものリスクがあるでしょう。投稿者さんが「人様の子どもを車に乗せるのは不安」と感じたのは自然なこと。ママたちも「断って正解」と後押ししています。
助け合いは大切ですが、それは「お互いに信頼できる相手」と「ムリのない範囲」で成り立つもの。不機嫌になるような相手に合わせる必要はありません。自分と自分のお子さんの安全を第一に、程よい距離感を保つことこそが、子育てを長く続ける上での秘訣なのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・猫田カヨ
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