
見てろ立石! 阪神森下翔太外野手(25)が24日、25日から始まる日本シリーズで勝利につながる打撃を誓った。23年の同シリーズでは新人史上最多の7打点をマーク。2年を経て迎える今季は打点だけにこだわらず、勝利につながる打撃に意識を向けた。前日23日のドラフト会議では、親交のある創価大・立石正広内野手(21)が1位指名を受けた。来季から入団する後輩たちからも注目される頂上決戦で、先輩の背中を見せる。
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森下は気負うことなく、敵地・みずほペイペイドームでの前日練習を終えた。2年ぶりの日本シリーズに向け、大切にしたのはアグレッシブな姿勢だ。
「消極的な行動はあまりせずに。思い切ってやることが、1番相手にもプレッシャーがかかる。バッティングだけじゃなくて走塁でも。いろんな部分で積極的にプレーできたら」
新人年の23年にはオリックスとの日本シリーズで新人歴代最多となる7打点を挙げ、38年ぶり日本一に貢献。優秀選手賞も獲得した。あれから2年。今季は佐藤輝に次ぐセ・リーグ2位の89打点をマーク。年々頼もしさを増す勝負強さで、CSファイナルステージもサヨナラ弾を含む2試合で決勝点を挙げた。
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それでも念頭に置くのはチームが勝つための打撃。後ろには4番佐藤輝、5番大山がいる。頼もしい先輩が控えるからこそ、決して独りよがりになることはない。「チームプレーで、進塁打でもランナーを進めることができれば後ろに回すこともできる。簡単に打席の内容を終わらせない」と引き締めた。
前日23日のドラフト会議では、1位で創価大・立石正広が指名を受けた。野球トレーニングジム「Rebase」(リベース)を通じ、以前から面識があった。指名直後には「森下さんがすごくかっこよくて。勝負強さが異常なほどある」と憧れのまなざしを向けられており、森下も「一緒に1軍の舞台で活躍するところを2人で目指していけたら」と大歓迎だ。
立石を含めた指名選手も見ている日本シリーズ。初戦の相手先発はプロ3年間でまだ対戦経験のない有原。先輩として、シーズン同様に「強い阪神」の戦いぶりを見せたいところだ。
「(ソフトバンクは)日本シリーズに慣れているチーム。落ち着いてプレーしてくると思う。会場の雰囲気にのまれず、自分たちらしいプレーをできたら」
さあ、2年ぶりの日本一へ−。心身ともに準備はできている。【波部俊之介】
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<日本シリーズ開催要項>
(1)サスペンデッド・ゲームは行わない。
(2)第7戦までは延長12回で打ち切り。第8戦以降は延長回の制限なし。
(3)雨天などで中止の場合、その球場で順延とする。第1、2戦で中止の場合は、1日移動日を設け第3戦を行う。その際第5、6戦の間に移動日は設けない。第3戦以降に中止の場合も、第5、6戦の間の移動日は設けない。
(4)引き分けがあり、第7戦で優勝が決定しない場合は、翌日に第7戦を行った球場で第8戦を行う。さらに第9戦が必要な場合は、1日移動日を設け、もう一方のチームの球場で行う。
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(5)パ本拠地ではDH制を採用。
(6)全試合で予告先発を採用。
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