フィロステファニ(撮影:下野雄規) 10月25日(土)は東京・京都・新潟の3場開催。24日正午の馬場状態は、3場全て芝・ダートともに良となっている。
■アルテミスSで良血馬フィロステファニが無傷連勝を狙う
東京11Rは芝1600mのアルテミスS(GIII)。フィロステファニは皐月賞馬ソールオリエンスを半兄に持つ良血馬。7月の新潟芝1600mの新馬戦を勝ち上がった。今回は3カ月の休養明けとなるが、素質の高さで重賞初制覇を狙う。対するはGI・3勝馬ソダシの半妹で函館芝1800mの新馬戦を制したマルガ、前走の新潟2歳Sで2着に入ったタイセイボーグなど。
■カシオペアSでセンツブラッドがOP初勝利を狙う
京都11Rは芝1800mのカシオペアS(L)。センツブラッドは3走前に1勝クラスを勝ち上がると、続く白百合S、ラジオNIKKEI賞とOP・GIIIで連続2着。今回は約4カ月の休養明けとなるが、得意の1800m戦でOP初勝利を目指す。対するは長期休養明けの前走を快勝したピースワンデュック、前走でOP入りを果たしたオーロラエックスなど。
■河口湖Sでベンヌが3連勝に挑む
東京10Rはダート1600mの河口湖S(3勝)。ベンヌは3走前のオキザリス賞で12着と崩れたが、立て直したここ2戦を連勝。今回は昇級初戦となるが、2勝を挙げている東京コースで3連勝を狙う。対するは得意の東京で巻き返しを狙うルグランヴァン、前走2着とクラス突破への目処を立てたヴァンドームなど。
■精進湖特別でデンクマールが叩き2走目の変わり身狙う
東京9Rは芝1400mの精進湖特別(2勝)。デンクマールは昨年末にレベルの高かったひいらぎ賞を勝った素質馬。約7カ月半の休養を挟んだ前走の豊栄特別は5着だったが、再度立て直されたここで巻き返しを狙う。対するは前走のリステッド・橘Sで3着のマテンロウサン、自己条件の1400mで巻き返しを期するウイントワイライトなど。
■魚沼Sでシンハナーダが巻き返しを期す
新潟11Rは芝2000mの魚沼S(3勝)。シンハナーダは距離延長で昇級初戦の前走で伸び切れず5着。今回は2走前に勝ち星を挙げている2000mに距離が短縮され、巻き返しは必至だろう。対するは2連続2着のアスクナイスショー、前走が強い相手の2着だったシルキーガールなど。
■長岡京Sでケーブパールが連勝を狙う
京都10Rは芝1400mの長岡京S(3勝)。ケーブパールは2走前の桑名特別で2着、前走のMモーリスを勝ち切り、現級入りを果たした。昇級初戦となるここでも勢いを見せて連勝なるか。対するは半兄にGI馬アルフレードを持つレディマリオン、2走前に現級2着の実績があるスマートワイスなど。
■北國新聞杯でタガノマカシヤが惜敗に終止符か
京都9Rはダート1900mの北國新聞杯(2勝)。タガノマカシヤは3走前のレパードSで11着と敗れたが、自己条件のここ2戦は鳥取特別、蹴上特別と連続で2着に入り、クラス上位の力を示している。今回は初の1900m戦だが、惜敗続きに終止符を打ちたい。対するは休み明けを叩かれた力上位のレッドリベルタ、近2走連続2着のソウルアンドジャズなど。
■東京12Rで白毛のカルパが連勝を狙う
東京12Rはダート1400mの3歳上2勝クラス。GI・3勝馬ソダシやスプリンターズSの覇者ママコチャの半弟で白毛のカルパは、前走の1勝クラスを快勝。今回は昇級初戦となるが、連勝なるか。対するはダート適性を見せるフウセツ、前走の末脚が目立ったワーズワースなど。
■京都8Rで良血ネブラディスクが復帰
京都8Rは芝1800mの3歳上2勝クラス。ネブラディスクは半姉に有馬記念などGIを4勝したリスグラシューを持つ良血馬。春は共同通信杯4着、毎日杯3着、京都新聞杯5着と重賞でも好走を続けた。今回は約5カ月半の休養明けとなるが、自己条件なら当然勝ち負けだ。対するは前走がまさかの大敗も能力高いキングスコール、近2走が連続3着のメイショウヨゾラなど。
■東京5Rの新馬戦でアイムユアーズの仔トゥインクルピカ、セレクションセール1億円のオルフセンなどがデビュー
東京5Rは芝2000mの新馬戦。北海道セレクションセール1歳1億円(税抜き)、半姉に21年JBCレディスCなど、重賞3勝を挙げたテオレーマ(父ジャスタウェイ)がいる、キズナ産駒のオルフセンが戸崎圭太騎手でデビューする。また、12年フィリーズレビュー(GII)など、重賞4勝を挙げたアイムユアーズの仔で、セレクトセール当歳7000万円(税抜き)、サートゥルナーリア産駒のトゥインクルピカが横山武史騎手でデビューする。
■東京6Rの新馬戦でシャマルの半弟マイネルトレマーズなどがデビュー
東京6Rはダ1600mの新馬戦。セレクトセール当歳6600万円(税抜き)、半兄に25年さきたま杯などGI3勝を含む重賞9勝を挙げたシャマル(父スマートファルコン)がいる、ベンバトル産駒のマイネルトレマーズが津村明秀騎手でデビューする。
■京都5Rの新馬戦でメイショウマンボの仔メイショウランケイなどがデビュー
京都5Rは芝1600mの新馬戦。
・13年オークス(GI)などGI3勝を含む重賞4勝を挙げたメイショウマンボの仔でレイデオロ産駒のメイショウランケイが浜中俊騎手でデビューする。
・セレクトセール1歳8600万円(税抜き)、半兄に23年オールカマーなど、重賞2勝を挙げたローシャムパーク(父ハービンジャー)がいる、ブリックスアンドモルタル産駒のペガサスジルシが坂井瑠星騎手でデビューする。
・セレクトセール当歳1億1500万円(税抜き)、半姉に19年フィリーズレビューを勝ったプールヴィル(父Le Havre)がいる、コントレイル産駒のアスクウルトラモアが西村淳也騎手でデビューする。
■京都6Rの新馬戦でジュエルオブナイルの仔テンタイムトップなどがデビュー
京都6Rはダ1400mの新馬戦。09年小倉2歳S(GIII)を勝ったジュエルオブナイルの仔で、ナダル産駒のテンタイムトップが坂井瑠星騎手でデビューする。また、18年関東オークス(JpnII)を勝ったハービンマオの仔で、アメリカンペイトリオット産駒のコズミックフレアが岩田康誠騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
・吉田隼人騎手はJRA通算1200勝まであと3勝、京都で3鞍に騎乗。
・松若風馬騎手はJRA通算500勝まであと3勝、京都で6鞍に騎乗。
・富田暁騎手はJRA通算200勝まであと2勝、新潟で2鞍に騎乗。