
10月22日は「アニメの日」です。
“弓”を使うキャラといえば?3位「Fate/stay night」アーチャー、2位「Dr.STONE」西園寺羽京、1位は… <25年版>
1958年の同日、日本初のフルカラー長編アニメーション映画『白蛇伝』が公開されたことにちなみ、2017年に制定されました。
それから半世紀以上、日本では数え切れないほどのアニメ作品が生まれてきました。子どもの頃に何度も繰り返し観ていたり、大人になってから価値観を大きく変えられたり、誰もが心に残る大切な作品を持っているのではないでしょうか。
そこでアニメ!アニメ!では「あなたの人生ベストアニメは?」と題した読者アンケートを実施しました。10月11日から10月16日までのアンケート期間中に705人から回答を得ました。
男女比は男性約45パーセント、女性約55パーセントで、女性がわずかに多め。年齢層は19歳以下が約45パーセントと若年層が中心でした。本記事では年代別のトップ3を発表します。
■10代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、最も多くの票を集めたのは『銀魂』でした。
『銀魂』は、宇宙人によって開国させられた江戸を舞台に、万事屋を営む主人公・坂田銀時が依頼をこなしていくSF時代劇です。2006年にTVアニメの放送がスタートしました。読者からは「『銀魂』はいつ見ても面白い! 長編では泣けるエピソードもあって最高です。つらいときはぶっ飛んだ話を見て、嫌なことを全部忘れて楽しく過ごしています」や「ギャグとシリアスのバランス、物語性、世界観、バトルシーンなど、すべてぶっちぎりのベストです」といった声が寄せられ、笑いと感動を兼ね備えた作風が支持を集めました。
そのほか『文豪ストレイドッグス』、『名探偵コナン』、『鬼滅の刃』、『進撃の巨人』、『僕のヒーローアカデミア』など、長期シリーズが多く選ばれています。
ベスト2
「人生ベスト2アニメ」に選ばれたのは『鬼滅の刃』でした。
『鬼滅の刃』は、家族を鬼に殺された主人公・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、鬼殺隊に入隊して戦う冒険活劇。2019年にTVアニメが放送を開始し、現在は『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が公開中です。「私が初めて泣いたアニメが『鬼滅の刃』でした。人々の別れがさまざまな形で描かれ、家族と一緒にいられることが掛け替えのないものだと教わりました」や「人は弱く儚い存在だからこそ、美しく尊いのだと気付かされた」と、炭治郎と禰豆子の兄妹愛をはじめ、キャラクターの絆に心を動かされたファンが目立ちました。
そのほか『ハイキュー!!』、『僕のヒーローアカデミア』、『文豪ストレイドッグス』、『暗殺教室』、『夏目友人帳』などのタイトルにも多くの票が寄せられました。
ベスト3
「人生ベスト3アニメ」として票を集めたのは『葬送のフリーレン』です。
『葬送のフリーレン』は、勇者パーティーが魔王を倒した“その後”の世界を舞台に、千年以上生きる魔法使い・フリーレンが新たな仲間たちと旅をする冒険ファンタジー。2023年にTVアニメ化され、2026年1月からは第2期が放送予定です。「魔王討伐後を描くという舞台設定が斬新で面白い。魔法を駆使したアクションも派手で、物語への没入感が半端ないです」や「映像、音楽、ストーリーのすべてが高水準で、私をアニメファンにしてくれた作品だから」と、美しい世界に酔いしれたというコメントが届きました。
そのほか『僕のヒーローアカデミア』、『呪術廻戦』、『進撃の巨人』、『ハイキュー!!』などのタイトルにも多くの票が寄せられました。
■20代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、20代から最も支持を集めたのは『銀魂』。10代に続き、2冠を達成しました。
「小学生の頃からずっと共にしてきた作品です。普段はちゃらんぽらんでも、いざというときに活躍が光る銀さんの生き様に憧れました。青春時代を『銀魂』と歩めたことは一生の宝です」や「インフルエンザで寝込んでいたとき、なぜか父さんが見せてくれてハマりました」と、思い出と一緒に語るコメントが目立ちました。
そのほか『暗殺教室』、『僕のヒーローアカデミア』などに投票があり、「週刊少年ジャンプ」原作のアニメの強さが際立っています。
ベスト2
「人生ベスト2アニメ」は大混戦。『CLANNAD』、『暗殺教室』、『銀魂』、『ハイキュー!!』、『鋼の錬金術師』、『僕のヒーローアカデミア』と6タイトルが並ぶ結果となりました。
なかでも『僕のヒーローアカデミア』には複数のコメントが集まり、「ヒーローを目指す高校生たちが魅力的。“きっと誰もが、誰かのヒーロー”という言葉が胸に刺さる」や「みんながボロボロになりながらも全力で戦う姿がカッコいい!」と、思わず応援したくなるという声が届いています。秋から『FINAL SEASON』の放送も始まり、さらなる盛り上がりを見せています。
ベスト3「人生ベスト3アニメ」は、『銀魂』が再びランクイン。20代のベスト1からベスト3まですべてに登場し、圧倒的な存在感を示しています。
『銀魂』は2006年から休止を挟みながらも13年にわたって全367話が放送され、20代の読者にとっては子どもの頃から親しんできた作品であることも人気の理由でしょう。さらに現在放送中のスピンオフ『3年Z組銀八先生』も票を後押ししたようです。
そのほか『Re:ゼロから始める異世界生活』、『地獄先生ぬ〜べ〜』、『シャングリラ・フロンティア』、『忍たま乱太郎』、『美男高校地球防衛部LOVE!』、『文豪ストレイドッグス』、『僕のヒーローアカデミア』、『名探偵コナン』が続いています。
■30代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、30代から最も支持を集めたのは『美少女戦士セーラームーン』です。
『美少女戦士セーラームーン』は、ドジで泣き虫な中学生・月野うさぎがセーラームーンに変身して悪に立ち向かう物語。1992年にTVアニメの放送を開始し、2014年には新シリーズ『美少女戦士セーラームーンCrystal』も製作されました。また、ミュージカルやTVドラマなどメディアミックスで人気を博し、海外ファンも数多いタイトルです。幅広い世代から投票がありましたが、とくに第1作をリアルタイムで視聴していた30代からの票が抜きん出ていました。
そのほか、『NARUTO -ナルト-』、『機動戦士ガンダムSEED』、『鬼滅の刃』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『ソードアート・オンライン』、『デジモンアドベンチャー』、『名探偵コナン』、『らんま1/2』などが挙がっています。
ベスト2
30代の「人生ベスト2アニメ」は票が別れ、『CLANNAD』、『銀魂』、『クレヨンしんちゃん』、『美少女戦士セーラームーン』、『名探偵コナン』の5作品が同票で並んでいます。
『クレヨンしんちゃん』、『セーラームーン』、『名探偵コナン』は1990年代、『CLANNAD』と『銀魂』は2000年代に放送を開始したタイトルで、どれも長く愛されている作品が揃いました。
ベスト3
「人生ベスト3アニメ」は『クレヨンしんちゃん』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『名探偵コナン』の3タイトルがランクイン。『クレヨンしんちゃん』と『名探偵コナン』は、現在もTVアニメが放送中の国民的シリーズです。
『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、日本がブリタニア帝国の属領となってエリア11と呼ばれている、衝撃的な設定が話題に。2006年の放送開始以降、複数のシリーズが展開しており、2024年には最新作『コードギアス 奪還のロゼ』が上映・配信されました。「展開の読めないストーリーに引き込まれ、最終回のルルーシュの決断には思わず涙した」という声が届いています。

■40代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、40代から最も支持を集めたのは『ドラゴンボール』でした。
本作は主人公・孫悟空が、7つ集めると願いを叶えてくれるドラゴンボールを探し求める冒険ファンタジー。物語を重ねるごとにバトルアクションが進化を重ね、1986年から1997年にかけて『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』がオンエア。2024年には最新作『ドラゴンボールDAIMA』も放送されました。読者からは「毎週水曜よる7時からは『ドラゴンボール』というイメージが今もあります」や「ザ・青春ど真ん中のアニメ。原作も小学生からの愛読書でした」と、記憶に深く刻まれた作品であることが伝わってきます。
そのほか『美少女戦士セーラームーン』、『幽☆遊☆白書』、『響け!ユーフォニアム』などのタイトルにも、多くの票が寄せられました。
ベスト2
「人生ベスト2アニメ」は『新世紀エヴァンゲリオン』でした。
本作は主人公・碇シンジが汎用ヒト型決戦兵器・エヴァンゲリオンに乗り、謎の敵・使徒に立ち向かうオリジナルアニメ。1995年に放送がスタートして社会現象を巻き起こし、2007年には「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」として再始動。2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で完結を迎えました。
「考察の楽しさを教えてくれたアニメのパイオニア! 今でも見返すたびに新しい発見があります」や「ここまでチャレンジ精神にあふれたアニメは他にはない。色のついていない線画がそのまま出てきたときはビックリした」と、当時を知る世代のコメントが寄せられました。
そのほか『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『鬼滅の刃』、『ドラゴンボール』、『鋼の錬金術師』、『名探偵コナン』などのタイトルにも、多くの票が寄せられました。
ベスト3
40代の「人生ベスト3アニメ」も『新世紀エヴァンゲリオン』。ベスト2とベスト3、連続でのランクインとなりました。今年は30周年のアニバーサリーイヤーであり、現在再放送中であること注目を集めている理由でしょう。
続いて、『天空の城ラピュタ』と『機動戦士ガンダムSEED』が並ぶ結果に。
『ラピュタ』には「大人へ成長していくための生き方やロマンが詰め込まれた名作! 大人になってからもその価値観が刻まれていて、人生の指針になっています」、『ガンダムSEED』には「フリーダムガンダムが大好き」や「劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が公開されて嬉しかった」といった声がありました。
■50代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、50代から最も支持を集めたのは『機動戦士ガンダム』でした。
『機動戦士ガンダム』は、人類が宇宙へと進出した近未来を舞台に、地球連邦軍の新型モビルスーツ・ガンダムのパイロットになった少年アムロ・レイの成長と葛藤を描いた物語。1979年に放送を開始し、現在も新たなシリーズが制作されている大ヒット作です。
「小学生でファーストガンダムに出会ってオタクになりました。勧善懲悪ではない人間ドラマやリアルなロボットの描写に衝撃を受け、アニメの概念が覆されました。ガンダムがなければ生まれなかった作品も多いはず」と、後生に与えた影響の大きさを語るコメントがありました。
そのほか、『銀河英雄伝説』、『銀魂』、『宇宙よりも遠い場所』、『超時空要塞マクロス』、『響け!ユーフォニアム』、『めぞん一刻』などのタイトルにも、多くの票が寄せられました。
ベスト2
50代の「人生ベスト2アニメ」は、『機動戦士ガンダム』、『鬼滅の刃』、『葬送のフリーレン』の3タイトルが並ぶ結果に。『鬼滅』や『フリーレン』など近年の作品については、「久々にアニメを見ようと話題作に手を出したら、完成度の高さに驚かされた」といったコメントが多かったです。
そのほか、『新世紀エヴァンゲリオン』、『銀河鉄道999』、『響け!ユーフォニアム』などのタイトルが続いています。
『銀河鉄道999』には「機関車で宇宙を旅するというユニークや発想や、理想の身体をめぐる普遍的なテーマ、そして機械化社会への批判的な視点など、子ども心に圧倒されるほど想像力に満ちた作品でした」、『ユーフォニアム』には「努力が決して報われるわけではない。そんな苦い青春を乗り越えて成長していく主人公の3年間が描かれていて、まるで大河ドラマのような深みがありました。何度見ても涙してしまいます」といった感想が寄せられています。ベスト3
「人生ベスト3アニメ」は『鬼滅の刃』で、「人生ベスト2アニメ」に続いてランクイン。子どもと一緒に楽しんでいるという声があり、世代を超えて親しまれていることがわかりました。
そのほか、『ウマ娘 プリティーダービー』、『うる星やつら』、『STEINS;GATE』、『宇宙よりも遠い場所』などにも多くの投票がありました。50代の投票作は新作が複数入っており、多様な広がりを感じさせる結果となりました。
■60代読者の人生ベストアニメ
人生ベスト
「人生ベストアニメ」として、60代から最も支持を集めたのは『銀魂』でした。
「50代後半からアニメにハマらせてもらいました。笑えて泣ける名作ですね」や「番組名を変えたり、メタ発言をしたりと、原作にアニメならではの遊び心を加えていて、なるほどなと感心しました」といったコメントが寄せられ、10代と60代の両世代でトップを獲得しました。そのほか、『宇宙戦艦ヤマト』や『鬼滅の刃』にも多くの票がありました。『ヤマト』には「中学生のときに見た『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』が、私の人生を変えて宇宙に興味を持つきっかけになりました。思春期だったことも大きかったと思います」や「松本零士作品は私にとって青春そのものです」と、大きな存在になっているという声がありました。
ベスト2
「人生ベスト2アニメ」は『銀河鉄道999』と『ルパン三世』が並びました。『銀河鉄道999』は1979年公開の映画版、『ルパン三世』は同年公開の『ルパン三世 カリオストロの城』の評価が高く、「ビデオのない時代なので感動を目に焼き付けるために必死でした。まだ映画館が入れ替え制ではなかったので何度も見返した記憶があります」と、当時を振り返るコメントも寄せられました。
そのほか、『BANANAFISH』、『うる星やつら』、『機動戦士ガンダム』にも投票がありました。ベスト3
「人生ベスト3アニメ」は『機動戦士ガンダム』でした。『ガンダム』は50代でもトップとなっており、シニア世代に与えた影響力が感じられます。そのほか、『鉄腕アトム』や『わんぱく王子の大蛇退治』といった1960年代の名作から、『鬼滅の刃』や『その着せ替え人形は恋をする』などの最新作まで投票があり、60代の読者は長年にわたってアニメを楽しんでいる世代であることがよくわかります。
今回のアンケートでは『銀魂』が10代、20代、60代でトップに。2026年2月13日には『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の公開も決まり、新作に弾みをつける結果となっています。
そのほかにも、『美少女戦士セーラームーン』や『ドラゴンボール』、『機動戦士ガンダム』など、長年にわたって愛されるタイトルの強さを見せています。大人になっても心に残り続ける原体験としてのアニメの存在感が光りました。
■あなたの人生ベストアニメは? 年代別結果
[10代読者]
1位:『銀魂』
2位:『鬼滅の刃』
3位:『葬送のフリーレン』
[20代読者]
1位:『銀魂』
2位:『CLANNAD』、『暗殺教室』、『銀魂』、『ハイキュー!!』、『鋼の錬金術師』、『僕のヒーローアカデミア』
3位:『銀魂』
[30代読者]
1位:『美少女戦士セーラームーン』
2位:『CLANNAD』、『銀魂』、『クレヨンしんちゃん』、『美少女戦士セーラームーン』、『名探偵コナン』、『ぼっち・ざ・ろっく!』
3位:『クレヨンしんちゃん』、『コードギアス 反逆のルルーシュ』、『名探偵コナン』
[40代読者]
1位:『ドラゴンボール』
2位:『新世紀エヴァンゲリオン』
3位:『新世紀エヴァンゲリオン』
[50代読者]
1位:『機動戦士ガンダム』
2位:『機動戦士ガンダム』、『鬼滅の刃』、『葬送のフリーレン』
3位:『鬼滅の刃』
[60代読者]
1位:『銀魂』
2位:『銀河鉄道999』、『ルパン三世』
3位:『機動戦士ガンダム』
(回答期間:2025年10月11日〜10月16日)
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