
築120年超えの古民家を再生するべく、古びた床板を解体していたときに起きた“油断大敵”な場面を収めた動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で、1万4000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、新潟県にある築120年以上の古民家の再生に取り組んでいる、YouTubeチャンネル「古民家TV (新潟 山奥移住Vlog)」さん。以前には、空き家の池の中から10年以上ひとりぼっちで放置されていた、小さな生き物を保護する様子を紹介しました。今回は古びた床板を解体していたところ、まさかの出来事が起きてしまったようで……?
8月末、古民家周辺に待ちに待った恵みの雨が降りました。「雨雲がここだけ避けて通っているのではないか」と思うほど雨が降らず、ひどい水不足となったうえに猛暑が続いたため、比較的乾燥に強いとされるネギも枯れてしまったのだとか……。
そんな猛暑の中、材料費節約のために我慢していたけれどもう限界、ということで投稿者さんは“あるもの”を作ることに。作っているもののヒント1は「錦鯉の次に自分用を作っている」、ヒント2は「どうせならもう少し早くすればよかった」とのこと。
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今回作っているものの正体、それは……日焼けシェード、遮光ネットでした。しかし思いのほか小さく、少々物足りない陰になってしまったようです。
日焼けシェードを作った後は、床を解体する「床板解体」という作業をスタートすることに。ここはネズミやコウモリのフン、さまざまな虫の死骸、何十年もたまったホコリなどが混ざっている、古民家の中でも一番汚いところなのだそうです。絶対にこれらの粉塵を吸い込みたくないと、高性能のマスクを着けて作業に臨んだまではよかったのですが……?
作業はまずゴミの処理、分別からスタート。だいぶ腐っていて抜けそうな床の上を慎重に歩きつつ、なるべくホコリを舞い上げないように注意しながら作業を進めていきます。
しかし床板は歩くたびに動いたりたわんだりする、かなり不安定な状態です。そして床に置いたものを取ろうと屈んだ瞬間、1枚の床が抜けてしまいました。幸いなことにケガはしませんでしたが、絶対に吸い込みたくなかった粉塵を頭から浴びる事態となってしまったのでした。
気を取り直して掃除を続けていたものの、続いて別の床も抜けてしまいました。さらにこの後急に体がかゆくなってしまったため、作業を終了することに。一旦体に付着した粉塵を洗い流してから、取れすぎた唐辛子を使った保存食・唐辛子の醤油漬けを作って気分転換をしたのでした。
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その後あらためて、作業を再開。古民家はどこもかしこもゴミだらけですが、投稿者さんはボロボロな床板を外したり集めたゴミを分別したりと、気が遠くなるような作業を根気強く続けていきます。作業の合間には泳ぐ金魚や錦鯉を眺めて、癒やされていたそうですよ。
なお古民家を修繕していると、さまざまなものが出てくるそうです。大体はゴミとして処分しますが、中には「ある程度の価値があるのでは?」と感じるものもあるのだとか。しかしそれを判断することが難しいため、動画で紹介して視聴者の方からアドバイスをもらいたいと考えているそうです。
今回紹介する1点目は、サントリーのウイスキー「響」の未開封品です。保存状態が悪くラベルはボロボロですが、中身は問題なさそうに見えます。2点目は古びたダーツの箱とダーツ板ですが、デザインもよく、一部を交換すれば今でも使えそうです。
3点目は全面に花や鳥が描かれた保管用と思われる箱で、中には茶道具が入っていました。4点目は有田焼っぽいティーセットですが、新品か中古かも分からないとのことです。使えそうな物も沢山ありますね。
動画には、「今年のこの異常気象の中、今回は吸い込んだら体に影響が出そうな粉塵の中での作業や、脆くなった床板を踏み抜いたりとなかなか危険でしたね」「健康と安全を第一に頑張ってください、動画の更新を楽しみにしています」といったコメントが寄せられていました。
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古民家の再生に取り組む様子はYouTubeチャンネル「古民家TV (新潟 山奥移住Vlog)」のほか、Instagram(@kominka1885)でも発信中です。
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