対中100%関税「回避」=レアアース規制「1年延期」―米財務長官

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2025年10月27日 08:02  時事通信社

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時事通信社

ベセント米財務長官=22日、ワシントン(AFP時事)
 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は26日、ABCテレビのインタビューで、11月1日から課すとしていた100%の対中追加関税について「回避される」と明らかにした。中国政府は報復を辞さない構えを示し、高関税をかけ合う米中貿易摩擦の再燃が懸念されていた。対立の契機となったレアアース(希土類)の輸出規制強化については、中国が「再検討のため、(実施を)1年間延期するだろう」と語った。

 米中は26日までの2日間、マレーシアのクアラルンプールで5回目の閣僚級の貿易協議を実施した。ベセント氏は、30日に韓国で予定するトランプ大統領と習近平中国国家主席の対面会談に向け「重要な枠組みで合意できた」と指摘。「意見の相違は解決され、多くの事前準備ができた」と振り返った。

 ベセント氏によると、閣僚級貿易協議では中国が買い控えていた米国産大豆の輸入再開についても合意。合成麻薬「フェンタニル」の米国流入に関しては、中国が原料について協力することで一致したという。中国側とは今後も「四半期ごとに定期的に協議する予定だ」と明かした。 

このニュースに関するつぶやき

  • 米国側はレアアース鉱床の在る国々との経済協力を、更に進め、中間選挙までに、レアアースは中国のカードでは無くなるかもしれない。日本は南鳥島沖の鉱床を米国と共同開発したらいい。
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