警察官が銃撃された現場付近=2023年5月、長野県中野市 長野県中野市で2023年5月、住民女性と警察官の計4人が殺害された事件で、死刑判決を受けた農業、青木政憲被告(34)の弁護人は27日、判決を不服として東京高裁に控訴した。
青木被告は判決直後、控訴しない意向を示していたが、弁護側は「死刑判決に不服があり、被告に心神耗弱があったことを理由に控訴した。被告も賛同した」と話した。
判決によると、青木被告は23年5月25日、散歩中の竹内靖子さん=当時(70)と村上幸枝さん=同(66)=を相次いでナイフで殺害。駆け付けた県警中野署の玉井良樹警視=同(46)=と池内卓夫警部=同(61)、いずれも2階級特進=をハーフライフル銃とナイフで殺害した。