米テキサス州、Ｊ＆Ｊなど提訴＝薬の自閉症リスク隠蔽主張

　【ニューヨーク時事】米南部テキサス州は２８日、解熱鎮痛剤「タイレノール」による自閉症などのリスクを隠蔽（いんぺい）し、妊婦に販売したのは州の消費者保護法違反だとして、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）と米ケンビューを提訴した。州のパクストン司法長官（共和党）は同様の主張をするトランプ大統領と関係が近い。

　トランプ氏は９月、タイレノールの有効成分アセトアミノフェンを妊娠中に使用すると子どもが自閉症などになるリスクが大幅に上昇するとして、妊婦に服用を控えるよう呼び掛けた。米メディアによると、そうした因果関係は科学的に証明されていない。