元TBSの立憲議員、小野田紀美氏の“取材批判”に苦言を呈すも「お前が言うな」とツッコミ殺到

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2025年10月30日 15:30  週刊女性PRIME

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立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員

 立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員が10月28日に更新したXで、自民党の小野田紀美参議院議員に苦言を呈し、波紋を呼んでいる。

元TBSキャスターの杉尾議員

 杉尾氏は《どんな取材行為だったかは分からない。ただ、常識を逸脱したようなものでなければ、メディアの取材を「迷惑行為」と決めつけるのは言い過ぎではないか。特に権力の側にいるものはチェックされるのが当たり前なのだ。私はこの投稿に強い違和感を覚える》とポストした。

 これは小野田氏が『週刊新潮』の取材に対するポストを念頭に置いたものだと語るのはスポーツ紙記者だ。

「小野田氏は高市早苗政権で初入閣を果たし経済安全保障担当相などに起用されました。10月26日に自身のXで《私の地元の方や、同級生の方々から「週刊新潮の取材が来た。どこで個人情報が漏れているのか分からないが怖い、気持ち悪い」と多数のSOSが届いています。取材に応じないと、なぜ取材を断るのか理由を述べるよう言われ、追い詰められるように感じる方もいたそうです。このような迷惑行為に抗議します》と不満を示していました」

 マスコミとしては注目の若手女性政治家である小野田氏の人となりを探ろうと、地元選挙区の岡山県で取材を行っているようだが、小野田氏はその強引な手法を批判。これに杉尾氏が違和感を示した形だが、ネット上ではツッコミの声も少なくない。

《その常識を語る資格が杉尾氏にあるんですかね。常識があったらそもそも松本サリン事件の報道やTBSビデオ問題について、多くの批判を浴びることはなかったのでは》
《さんざん偏向報道したお前が言うな》

 こうした声が寄せられる理由は杉尾氏の古巣がTBSのためだと指摘するのは政治ジャーナリストだ。

「杉尾さんが在籍していた時代、TBSは有名な“ビデオ問題”を起こしていますからね。1989年にオウム真理教に批判的なコメントを寄せた坂本堤弁護士の取材テープを、放送前にオウム側に見せていたことが1995年のオウム問題が噴出した際に発覚します。ビデオを見せていなければ坂本弁護士一家の拉致殺害事件は起きていなかった可能性もあり、TBSは強い批判を受けました」

 当時、TBSの記者として『JNNニュースの森』のキャスターを務めていた杉尾氏は批判に対して真っ向から否定。「テープを見せた事実は一切ない」と明言していたが、その後、局が事実と認めたという経緯があった。

「松本サリン事件のときは報道番組全体が最初に警察に通報した河野義行さんを“犯人扱い”しました。杉尾氏の『ニュースの森』も同様でしたので、杉尾氏が参院選に立候補した際に河野さんが報道被害に関して講演を行った際は注目されました」(前出・政治ジャーナリスト

 もちろん、杉尾氏個人の責任ではないとはいえ、報道手法で問題を起こした番組出身の議員が、取材に関して小野田氏に苦言を呈すようでは“お前が言うな”ツッコミが殺到してしまうのも無理はないだろう。

このニュースに関するつぶやき

  • 議員に『お前』なんて言い過ぎだよ…と思ったらお前か!記事に書いた人の名前出してほしいな、まともじゃん。
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