サイ・ヤング賞の最終候補に入ったドジャース・山本由伸(写真=GettyImages)◆ 日本人投手初の受賞なるか
 現地時間3日、MLB機構がナショナル・リーグのサイ・ヤング賞の最終候補者を発表。ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(27)が選出された。
        
    
         MLB2年目の山本は東京シリーズで自身初の開幕投手を務め、レギュラーシーズン30先発で12勝8敗、ナ・リーグ2位の防御率2.49、173回2/3を投げて201奪三振という成績。4月と9月の2度に渡って月間MVPに輝き、初のオールスターゲーム選出も果たした。
        
    
         さらにポストシーズンでは6登板で5勝1敗、防御率1.45と大活躍。特にワールドシリーズでは第2戦で完投勝利を挙げ、負ければシーズン終了の第6戦でも白星をマーク。第7戦ではリリーフとしてシリーズ3勝目を挙げて胴上げ投手となり、見事MVPに輝いた。
        
    
         過去には2013年のア・リーグでダルビッシュ有と岩隈久志がファイナリストに選出。2020年にはア・リーグで前田健太、ナ・リーグではダルビッシュ有が投票2位に入った。山本が受賞となれば、日本人投手史上初の快挙となる。
        
    
         他の最終候補にはパイレーツのポール・スキーンズ、フィリーズのクリストファー・サンチェスが選出。受賞者は現地時間12日(日本時間13日)に発表される。