【ソフトバンク】東浜巨がFA権行使、今季は7試合で4勝2敗 登板機会増目指し新天地へ

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2025年11月09日 03:00  日刊スポーツ

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東浜巨(2025年撮影)

国内フリーエージェント(FA)の権利を保有しているソフトバンク東浜巨投手(35)が今日9日にも必要書類を球団に提出し、権利行使を表明することが8日、分かった。


熟考の末の決断だった。今季は先発ローテーションに食い込むことができず、7試合に登板し4勝2敗、防御率2・51の数字に終わった。若手投手の積極起用などのチーム方針もあり、登板機会が与えられなかった。それでも2軍では13試合に登板して7勝3敗、防御率1・85の好成績。ファームでは投球の幅を広げようとクイックモーションなどを習得。さらなるピッチングの「進化」にも取り組んできた。


今季限りで退団した又吉とともにホークス投手陣では最年長。若手投手陣にもアドバイスを送るなど、2軍生活中でも精神的支柱としてシーズンを過ごした。目標に掲げた2ケタ勝利は達成できなかったものの、ファームでの練習姿勢などは若手のお手本でもあった。


東浜は亜大から12年ドラフト1位でホークス入団。17年には16勝(5敗)を挙げ、最多勝のタイトルを獲得。22年5月11日、本拠地での西武戦で史上84人目のノーヒットノーランを達成。球速150キロ超の速球に自慢のシンカーを武器にプロ通算76勝をマークした。22年オフに3年契約を結んだが、今季で契約が終了。登板機会増を目指して新天地を求める決意を固めた。今季年俸は1億5000万円(推定)で、獲得には金銭か人的補償を伴うBランクと見られる。


登板機会こそなかったものの阪神との日本シリーズでは中継ぎとしてブルペン待機。「ずっとコンディションはいいです。しっかり準備はしています」と話し、シリーズ後もトレーニングに励んでいる。来季、プロ14年目を迎える右腕。新らたな場所で、まだまだ腕を振り続けるつもりだ。


◆東浜巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日生まれ、沖縄県出身。沖縄尚学で08年センバツV。亜大では通算35勝。12年ドラフト1位でソフトバンクに入団。17年に16勝を挙げ最多勝。22年5月11日の西武戦ではノーヒットノーランを達成した。通算76勝46敗、防御率3・30。183センチ、84キロ。右投げ右打ち。

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