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<アメリカンフットボール関東大学1部TOP8:法大3−31早大>◇9日◇最終節◇横浜スタジアム
早稲田大(早大)が7戦全勝で関東を制した。3年ぶり8度目のリーグ優勝。昨季2位で、直接対決に3点差で敗れて2連覇を許していた法政大(法大)に、今年は完勝でリベンジした。悲願の甲子園ボウル初制覇へ、関東最多9度目の出場となる全日本大学選手権初戦の準々決勝(23日、ユアテックスタジアム仙台)で北海道・東北・北陸の代表校(東北大−北海学園大の勝者)と対戦する。
1部の上位TOP8で唯一全勝だった早大ビッグベアーズは、前半を21−3で折り返すと、後半も堅実な試合運びで加点して10−0。国内屈指の快足を誇る先発ランニングバック(RB)安藤慶太郎(4年=早大学院)の出場時間が短かった中、エースの“後継者”RB長内一航(3年=早実)が爆発した。
第1クオーター(Q)に90ヤードの独走タッチダウン(TD)を決めるなど、ラン17回175ヤードで3TD。パスでも1回31ヤードでエンドゾーンに到達し、計4TDで雪辱の立役者となった。
今季のクオーターバック(QB)パス効率指標で堂々1位の司令塔、船橋怜(4年=早大学院)も15回試投11回成功の151ヤード獲得。リーグ戦MVPに輝いたセンター(C)丸山皓士朗(4年=早実)らオフェンスライン(OL)に支えられながら、ゲームを組み立てた。守っては、昨季甲子園ボウル出場の法大オレンジをフィールドゴール(FG)1本に封じ込めた。
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今季から、OBの荒木延祥ヘッドコーチ(HC=49)が采配を振るう。2011年から13季にわたって社会人パナソニックインパルスを率い、Xリーグの頂点に主将としても監督としても立った闘将が、母校に帰還して改革を進めている。フィジカルから鍛え直して指揮1年目で王座に返り咲き。次は創部91年目の、宿願の日本一へ。まずは関東1位で、甲子園ボウルにつながる全国舞台に駒を進めた。【木下淳】
◆全日本大学選手権の関東代表校と出場回数 早大(9回)法大(7回)日大(4回)慶大(1回)明大(1回)
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