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<社会人野球日本選手権:NTT東日本−ヤマハ>◇11日◇準決勝◇京セラドーム大阪
JR西日本OBのオリックス杉本裕太郎外野手(34)が、第50回の節目を迎えた日本選手権のレジェンド始球式に登板した。「やるからには動きやすい格好で」とユニホーム姿で登場。さらに、オリックスの同期入団で、今季限りで現役を引退した巨人近藤大亮投手(34)のグラブを手にマウンドに上がった。
身長190センチの巨体からワインドアップで豪快投球。「あー」と雄たけびをあげ、高めにストライクを投げ込むと、昇天ポーズを決めた。自己採点は「120点!」とにっこりだ。
始球式に向け、大阪・舞洲の球団施設でブルペン入りするなど、猛特訓してきた。4日に行われた岸田護監督(44=NTT西日本OB)の同始球式もスタンドで観戦し、入念に“下見”。万全な準備で臨んだ。「練習は裏切らないと思いました。オリックスのピッチャー陣2、30人に聞いたのでみんなのおかげです」と感謝。「(球速は)140ぐらいは出るかなと思ったんですけど、たぶん全く出なかったので、これで野手に専念できます」とジョークも飛ばした。
14年に都市対抗と日本選手権に出場。社会人時代を「すごく熱い。活気があってすごく楽しかった」と振り返った。練習の成果を存分に発揮した始球式を終え、「練習しているうちにだんだんいい球が投げられるようになってきたので外野からのバックホームとか、そういうのにも生きてくると思う。いい経験になった」とうなずいた。
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