北海道では25日(火)頃まで気温がかなり高めに 積雪の多い地域ではなだれに注意

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2025年11月22日 15:25  日本気象協会

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冬型の気圧配置が緩んできた今日(22日)の北海道。今後は上空に入る暖かい空気の影響で25日(火)頃にかけて気温がかなり高くなる見込みです。これまでに大雪となった地域では傾斜地などでのなだれや屋根からの落雪に注意して下さい。

道北や道央で積雪が多くなっている所も なだれや屋根からの落雪に注意を

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昨日(21日)から今日(22日)にかけて北海道付近は冬型の気圧配置となり、西よりの強い風を伴ってふぶいた所もありました。また、道北や道央など日本海側の内陸などでは局地的に雪の降り方が強まり、今日正午までの24時間降雪量は、空知地方の夕張で30センチ達し、その他、上川地方の層雲峡で24センチ、美瑛では22センチを観測しました。

今日午後には上空の寒気も次第に緩んだせいか、道内にかかる雪雲も規模を縮小し、雪のやんだところが多くなってきました。今夜にかけては道南方面や道東など太平洋側を中心に晴れる所が多くなる見込みですが、西よりの風の強い状態は残りそうです。強風や高波には明日にかけて引き続き注意して下さい。

また明日(23日)以降は、南から暖かい空気が道内上空に入ってくるでしょう。明日は上空約1,500メートル付近で0℃前後と、全般に10月下旬並みの暖気が入る見込みです。この影響で道内では各地で気温が上がり、明日日中の最高気温は札幌や小樽では12℃、函館や室蘭では13℃と、いずれも3週間ほど前の時期に相当する陽気となるでしょう。これまでに大雪となった地域では、傾斜地でのなだれや屋根からの落雪などに注意が必要です。また、市街地などでは日中は路面の雪が解けても、気温が0℃前後まで下がる朝晩には路面が凍結するおそれがあります。車を運転される際には路面状況の変化にも注意して下さい。

25日(火)頃まで気温はかなり高め ただし天気は下り坂

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この陽気は、少なくとも25日(火)頃まで続く見込みです。なお天気はゆっくりと下り坂へ向かいます。明日(23日)は道東方面を中心に広く晴れますが、明後日(24日)には低気圧や前線を含む気圧の谷の接近に伴って次第に雲が広がり、道央や道南方面などで雨が降り出す見込みです。また25日(火)には低気圧が発達しながら北海道付近を通過する見込みで、道南方面など太平洋側を中心に雨の降る所が多くなりそうです。低気圧の進路や発達程度によっては雨の範囲が広がり、また広く強風となるおそれがあります。最新の天気予報や気象情報に留意して下さい。

このニュースに関するつぶやき

  • この時期に気温2桁なんて、昔だと考えられなかった。しかも雨だし。雪降って欲しいよ。
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