
大分市の大規模火災はきょう発生後初めて被災者が規制線の内側に入り、自宅の状況を確認しました。
大分市佐賀関の大規模火災は発生からまもなく丸4日となりますが、未だ鎮火には至っておらず現場への立ち入りは制限されたままです。
こうした中、きょうから被災した住民による現地確認が始まりました。
記者
「被災者を乗せたバスが避難所から規制線の中に向けて今、出発しました」
警察や消防とともに発生後初めて規制線の内側に入った住民はおよそ10分かけて変わり果てた火災現場を歩いて確認しました。
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被災者
「見てびっくりした。主人と2人で一生懸命共働きで家を建てたのに、一瞬のうちにあんなになってびっくりした。もう涙も出ない」
「黒焦げになって、どこがどこかわからなかった。複雑です」
今回の火災では住宅や空き家などおよそ170棟が焼けました。きょう、現地入りした専門家は焼けた山林部分に熱源が残っているため立ち入り規制の解除にはまだ時間がかかるのではないかとの見通しを示しました。
避難所には依然として67世帯、106人が身を寄せていて、避難生活が長期化しつつあります。

