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<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇24日◇東京辰巳アイスアリーナ◇女子フリー
世界ジュニア選手権3連覇中の島田麻央(17=木下グループ)は、“ほろ苦”の大会5連覇となった。
ショートプログラム(SP)首位発進で迎えたフリーは、2位の124・23点で合計196・78点。SPの貯金で1・96点差で逃げ切ったが、「本当に悔しい気持ちでいっぱい」と唇をかんだ。
会心の出来だったSPから一転。ジャンプミスが相次いだ。冒頭の大技4回転トーループで転倒し、フェンスに強打。「すごい転倒の仕方をしてしまったので、焦ってしまった」と得点源のトリプルアクセル(3回転半)でも転倒した。続くルッツ−トーループの連続3回転も、トーループが2回転に。最後の全日本ジュニアで自らの連覇記録を伸ばしたが、「演技終わった瞬間は(優勝は)もう無理だって思っていたので、まさかだった。この悔しさを次の試合へ生かしたい」と笑顔はなかった。
今季は、右足痛や左足首の故障など度重なるケガに悩まされた。ただ「痛みはもうない」と、言い訳はない。4連覇が懸かるジュニア・グランプリ(GP)ファイナル(名古屋)や初優勝を目指す全日本選手権(東京)へ、残りの時間で立て直す。「緊張している状態でもとにかくまとめきれるように練習。自信を付けて臨みたい」と、すぐに気持ちを切り替えていた。
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