限定公開( 21 )

西武は25日、DeNAから海外FAを宣言している桑原将志外野手(32)と契約合意に至ったと発表した。
都内で広池浩司球団本部長(52)が報道陣に対応し、明らかにした。
「ご存じの通り、桑原選手は入団以来、ベイスターズひと筋でやってきた、活躍した人気選手でもあるので、当然本人もベイスターズへの思い入れ、愛着もある中で、やっぱり我々にとっては交渉として難しい部分もありましたけども、やっぱりライオンズとして強くなりたいという思い、そこに桑原選手の力が必要だということをずっと訴えてきて、このたびその熱意が伝わった結果、合意に至ったと思っています。本当にうれしく思っていると同時に、来年強くなるための頼もしい選手が入団してもらえるということが非常に楽しみです」と語った。
西武がFA宣言した選手を獲得するのは、15年オフに広島からFA宣言した木村昇吾内野手以来、10年ぶり4人目となる。一方、過去33年間で21人が西武からFAで流出している。
桑原は11年にドラフト4位で入団し、DeNAの生え抜きとして今季が14年目だった。昨年は日本シリーズMVPに輝く活躍で26年ぶりの日本一に貢献。今季は開幕は故障で出遅れたものの、106試合に出場して打率2割8分4厘、6本塁打、OPS・730の好成績を残した。21年オフに結んだ変動制の4年契約は今季が最終年。推定年俸は1億2000万円で獲得には金銭か人的補償を伴うBランクとみられる。
|
|
|
|
FA宣言の際には「まずは私をプロ野球選手として育ててくださった横浜DeNAベイスターズに、心より感謝申し上げます」としつつ「この度、1人の選手として、自身の野球人生と真剣に向き合い、熟考を重ねた結果、自分の野球人生を後悔なく過ごしたい思いから、フリーエージェントの権利を行使することを決断いたしました」と胸中を明かしていた。
今オフは12球団で8選手がFA宣言。DeNA伊藤光捕手(36)が楽天へ移籍することが決まっている。
◆桑原将志(くわはら・まさゆき)1993年(平5)7月21日、大阪府生まれ。福知山成美から11年4位で横浜入団。16年からレギュラーに定着し、17年全試合出場。18年7月20日阪神戦でサイクル安打。24年日本シリーズでは5試合連続打点を記録して日本一に貢献し、シリーズMVP。ゴールデングラブ賞2度(17、23年)。24年プレミア12日本代表。今季推定年俸1億2000万円。174センチ、80キロ。右投げ右打ち。
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。