
阪神才木浩人投手(27)が、ご褒美返上で進化を目指す。29日、中野拓夢内野手(29)と神戸市内の映画館で行われた「阪神タイガース THE OFFICIAL MOVIE 2025 −栄光の虎道(こどう)−」の舞台あいさつに参加。来年3月に行われるWBC出場を視野にトレーニングに打ち込むため、V旅行に参加しないことを明かした。WBCでドジャース大谷翔平投手(31)との共闘は、目標のひとつ。1分1秒を無駄にせず、充実のオフを過ごす。
◇ ◇ ◇
舞台あいさつの最中、才木の言葉に一瞬会場がどよめいた。ハワイへの優勝旅行に関する質問を受けると、自身の意向を明かした。
「僕は今回優勝旅行、行かないんですよね。ちょっとトレーニングをやりたくて…。恐縮です」
日本一になった23年同様に、ハワイでの優勝旅行。激闘をねぎらう約1週間のご褒美だ。しかし、2年前の旅行でも早朝からトレーニングを行うなど、現地でも変わらない野球中心の生活を送っていた。11月まで日本シリーズを戦った阪神にとって、約1カ月間も短いオフ期間。返上の理由はシンプルだった。
|
|
|
|
「ちょっとやることが多すぎるので、時間が足りない。今年のオフから新しく取り組むこともあるので」
今オフは特に身体をうまく扱う「身体操作系」の練習を強化するねらい。自身初タイトルとなる最優秀防御率を獲得しながらも、今季は変化球の精度に課題を残した。「技術的なところもありますけど、やっぱりそこは結局、身体なので」。これまでも取り組んでいたトレーニングだが、より新たなアプローチで進化を目指す。
V旅行返上での猛練習には、もうひとつ理由がある。来年3月にはWBCが開催予定。24年のプレミア12など国際舞台も経験した才木は、侍ジャパンの有力候補のひとりになるだろう。「(調整は)そこも一応、計算に入れながら。呼ばれるかどうかは全然、分からないですけど。もし呼ばれたら、ちゃんと行けるようにしたい」と見据える。
25日にはドジャース大谷が参加を表明したばかり。23年WBC直前の強化試合で片膝をつきながらの本塁打を浴び、今季開幕前のプレシーズンゲームでリベンジの空振り三振を奪うなど、才木にとっては巡り合わせで何度か胸を借りてきた存在だ。来年3月3日には侍ジャパンと阪神の強化試合が予定されているが、目指すのはもちろん共闘だ。
「やっぱり一緒にプレーしたい。超一流、一番のプレーヤー。プレー以外の姿勢というか、そういうところを間近で見たい。僕も代表のユニホームを着ていけるのが一番。心と体の準備をしっかりして、このオフを過ごせたら」
|
|
|
|
充実のオフを送り、吉報を待つ。【波部俊之介】
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。