限定公開( 1 )

“巨大金魚”が泳いでいるという用水路を調査したら……。“まさかの正体”を突き止める動画がYouTubeで公開され、「真上から見たら金魚」「すごい用水路ですね」などの反響が寄せられています。動画は記事執筆時点で20万回以上再生され、2300件を超える高評価を獲得。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「あらかわちゃんねる」のあらかわさん。深海魚を見つけるため海へ潜ったり、外来種を捕獲したりとさまざまな活動をしており、以前には埼玉県の用水路で“高級観賞魚”の捕獲を試みる動画が話題になりました。
今回の動画では、「20センチ〜30センチの巨大金魚が泳いでる」という情報が寄せられた都内の用水路を調査。あらかわさんは「金魚ではなく他の熱帯魚じゃないか」と推測しており、正体を突き止めるためにタモ網を使って水生生物を捕獲していきます。
まず網に入ったのは美しいラメが入ったグッピーで、あらかわさんは「こんなのが野生でいるってマジ?」「ペットショップで売られている品種がまんま残っている」と驚きのコメント。
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「かなり言い方悪いですけど上質なグッピーが捨てられてる可能性が高い」と人間が故意に放流した個体が生き残っているとし、その後もカラフルなグッピーが多く見つかることから「天敵がほぼ皆無みたいな状況じゃないと難しいと思う」と用水路の環境を予想しています。
明るい時間帯だけでは成果は得られず、夜間に再調査を実施したあらかわさん。夜の用水路ではナマズやウシガエルを発見し、ついにお目当ての“巨大金魚”と遭遇します。真っ赤な体をしており、上から見ると金魚そのものです。
あらかわさんは捕獲しやすいポジションまで誘導し、2本の網を駆使して捕獲に成功。その全容が明らかになると、「なんだこれ? え? え? ウソでしょ?」と困惑したリアクションです。
あらかわさんはすぐに正体に気づき、台湾で品種改良した際に生まれた観賞用の熱帯魚「パロットファイヤーシクリッド」だと説明。全長20センチを超える大きさで、美しく鮮やかな体色と丸っこい体をしており、遠目で見ると“巨大金魚”だと勘違いするのも納得です。
パロットファイヤーシクリッドは自然には存在しない交雑種で、日本で定着した記録も、野外で捕獲された記録もないとのこと。
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「おそらくこのサイズになるまで飼育をしていて、飼い切れなくなった方が川に捨てたんだと思います」と“巨大金魚の謎”を解き明かしており、「南米の遺伝子を持っている種類なので、おそらく11月とかになったら死んでしまうので、この時期に捕獲と保護ができてよかった」と安堵しています。
このパロットファイヤーシクリッドは、埼玉県川越市の水族館「アクアパーク川越」が引き取ってくれることが決定。5階に展示されており、名前の募集も行っているそうですよ!
今回の用水路は東京都内でしたが、昼間編と夜間編の間には“沖縄遠征”の様子も公開したあらかわさん。中南米に生息するフラミンゴシクリッドや、囚人服のような模様が入ったコンビクトシクリッドなど、用水路にいたパロットファイヤーシクリッドと同じシクリッド種を多く発見しています。
コメント欄には、「巨大な金魚ってなかなか見ないですよね」「ここまで赤いと上見だけでは金魚と間違うかもね」「ちゃんと引き取り手も見つけてあげて親切な投稿者に感動しました」「どれだけ注意喚起をしてもこうして捨てる人がいる現状が悲しい……」「寒くなる前に捕獲されてよかったです」などの反響が寄せられました。
動画提供:YouTubeチャンネル「あらかわちゃんねる」
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