トレード候補の千賀滉大、残留希望をメッツに通達　手頃な残り2年契約に複数球団が興味

◆ 1年目に12勝も、直近2年は負傷に苦しむ



　トレード移籍の噂が取り沙汰されているニューヨーク・メッツの千賀滉大投手（32）が残留希望の意向を球団に伝えたと現地時間11月30日、『ジ・アスレチック』のウィル・サモン記者が報じた。



　本人の意向にかかわらず、依然としてメッツが放出する可能性は残されている。年俸上昇が著しい市場において2年総額2800万ドル、2028年の球団オプションも含まれる千賀の契約はリーズナブル。10球団に対するトレード拒否権を有しているものの、有力なトレード候補として複数球団から関心を集めているようだ。



　3年目の今季は6月中旬までに7勝、防御率1点台という好発進を見せたが、右太ももの肉離れにより離脱すると、7月に復帰してから9登板で防御率5点台と低迷。9月には再調整のためマイナーへ再降格し、最終的に22登板7勝6敗、防御率3.02という成績だった。