喫煙エリアでたばこを吸う人=資料(EPA時事) 厚生労働省は2日、2024年の国民健康・栄養調査の結果を公表した。国民の生活習慣などを調べたところ、習慣的に喫煙している人は14.8%で、過去12年間で最低となった。
調査はコロナ禍の20、21年を除いて毎年行われており、24年は10〜11月に実施。無作為抽出した2万5816世帯のうち1万414世帯から回答を得た。
調査によると、たばこを毎日か時々吸うと回答した人は14.8%で、男性24.5%、女性6.5%。男性の40〜50代では3割を超えた。
12年は全体で2割を超えていたが、その後は減少傾向となっており、今回は22年と並んで最も低い割合だった。
喫煙者のうち、紙巻きたばこが約6割、加熱式たばこが約4割。たばこをやめたいと考えている人は18.6%だった。一方、非喫煙者で「望まない受動喫煙がある」と答えた人は26.7%で、路上が最も多く、職場や飲食店が続いた。