
重苦しい空気が漂う実家で、私はただひとりやり場のない怒りを抱えていました。
スマホが鳴って画面を見ると、私は思わず顔をしかめました。
心の中で舌打ちをしながら、イライラを抑えて答えます。
姉は「急な仕事が入っちゃって」と言いますが、私だって急ぎの仕事があります。仕事を始めたのはいいけど、結局私に頼ってばかりの姉に腹が立ちます。
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電話は一方的に切られてしまいました。無視してやろうかなとも思いましたが、さすがに甥っ子が可哀想なので、しぶしぶお迎えに行くことにしました。
満面の笑みで駆け寄ってくる甥っ子を見ても、怒りしか湧きません。
数週間後、赤い丸印が週に何度も書き込まれているカレンダーを姉から渡されて、私は嫌な予感がしました。
甥っ子の送迎は姉がやるべきことのはずなのに、当たり前のように私に頼るつもりのようです。冗談じゃありません。
2人から言われてしまい、私は心底うんざりしてしまいました。「とにかく今は話したくない」と突き放し、自室へと戻ります。
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姉が仕事と保育園を見つけてきたので少しは楽になるかと思いきや、今度は「お迎えお願い」電話の嵐。
急な仕事と足の悪い母を理由に、私にばかり押し付けてきます。
腹を立てながらも、結局私は毎回甥っ子を迎えに行くことに。
保育士さんにまで顔を覚えられ、なんだかさらにイライラ。
数週間後には、お迎えカレンダーまで渡されて怒り心頭です。
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「遠くへ引っ越してやる」と私は心の中で誓ったのでした。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・海田あと
