
長年愛用してきた商品やサービスでも、店員の対応一つで嫌気がさしてしまうことがある。大阪府の50代男性は、機種変更のために訪れた大手キャリアのショップで不快な思いをしたという。
「30年近く同社の携帯を使用してきましたがこんな杜撰な対応をされたのは初めて」
男性は怒り心頭の様子で、ことの顛末を明かした。(文:篠原みつき)
「現物を見たい」と伝えると……
その日、男性は機種変更をするつもりで店を訪れた。担当についたのは若い男性店員だったが、やる気がないのか、面倒くさいのか、ひたすら手元のタブレットを操作して説明するだけだったという。
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50代の男性にとって、口頭で機種のシリーズ名を羅列されてもピンとこない。高い買い物だ、実物を見て確認したいと思うのは当然の心理だろう。そこで「現物を見たい」と伝えたが、店員の返答は冷たいものだった。
「Appleのショップで見て来て下さい!」
店に実機がない場合もあるだろうが、あまりにも突き放した言い方だ。さらに男性が「大きさが知りたい」と食い下がると、耳を疑うような言葉を投げかけてきた。
「『重さが1グラムでも変わると納得できないのか?』等と常にバカにした態度で、イライラゲージが増幅していきます」
常に上から目線で、言葉の端々には「買うなら買うでこちらはどっちでもいいですが…」といった態度が透けて見えたという。これには我慢を重ねていた男性も限界を迎えた。
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「買い換えるにしても貴方から買う気はありません!」
そう言い捨てて店を後にした。
近年、携帯ショップでは来店予約が必須になったり、オンライン手続きが推奨されたりと、対面での接客コストを減らす傾向にある。店員にしてみれば「スペックはネットで調べられるだろう」という感覚だったのかもしれない。
しかし、数十年使い続けてきた顧客に対して敬意を欠く対応だ。男性は「これを機に他社への変更を考えています」と結んでいる。たった一人の店員の態度が、長年の優良顧客を失わせる結果となった。
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