
夫婦だけでいると、いろいろな会話をしますよね。他愛のない会話が、思わぬ方向に発展していくこともあるのではないでしょうか。
『私が浮気しても離婚しないと言う旦那。愛されているのかは不明。理由は「失うほどのことまでとは思えないから」です』「妻が浮気しても離婚はしない」。この言葉に、ママたちからさまざまな反応が集まりました。「愛されている」と受け取る人もいれば、「面倒を避けたいだけ」と冷めた見方をする人も。“浮気しても離婚しない”という旦那さんの言葉の裏には、いったいどのような心理があるのでしょうか。
「妻が浮気しても離婚はしない」依存系?それとも執着?
「執着しているだけ」「ねっちょり系はやめたほうがいい」との意見がまず目立ちました。
『うちも言われたけれど、「飼い殺すつもり」なんだって。自分に不利なことはしない主義らしい』
『そういう人は嫌い。まとわりつく感じがムリ』
『サレ妻でもそういう人がいる。自分が愛されているかどうかより手放さないことのほうが優先順位が上なのだろうね』
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「離婚=人生の失敗」と思って世間体を気にしているのかも
『子どもが不憫。名ばかりの母親でも、離婚しないでいるほうが体裁がいいから』
『世間体とかも気にするよね』男性のなかには“離婚=失敗”と見られることを恐れる人もいるのではないでしょうか。自分の妻をよその男に奪われたというのは、プライドが許さない場合も。夫婦の実情が冷めきっていても、外から見えるかたちを守ろうとする人は意外といるのかもしれません。
濡れ落ち葉?本当に愛されているケースも
妻にピッタリとくっついて離れない旦那「濡れ落ち葉」だとの意見もありました。
『愛されていて、羨ましいわ!』
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『本気で浮気すると思っていないとか?』
『うちの旦那もそうだよ。理由は、この人と一生添い遂げると決めたからだって。頑固で一度決めたことは絶対曲げない人』そのような声もあり、必ずしも“重い愛情”が悪いとは言い切れません。愛情が深いがゆえに、「何があっても一緒にいる」という覚悟を持つ旦那さんもいるのでしょう。
裏には「自分も自由でいたい」心理が?
『旦那も好き放題したいから、投稿者さんが浮気しても離婚しないだけでは?』
『旦那も不倫しているのかも?』
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単に「離婚が面倒」なだけという現実
『愛されているわけじゃなく、興味がないだけ』
『子どものためでは?』こうした現実的な意見も少なくありませんでした。
『離婚のために投稿者さんにつかう時間もお金もムダ。放っておくほうが楽だと思っているのでは?』
『無料の家政婦だと思っている』と、辛辣な見方をする人も。「離婚して生活が困窮されたら面倒」「子どもの将来に傷がつくから」といった“損得勘定”で離婚を避ける人もいるようです。また、「慰謝料のために証拠を集めている」「子どもの自立を待っている」「定年後に離婚するつもり」など、戦略的に“今は動かない”旦那さんもいるのかもしれません。愛情とは無関係な、冷静すぎる現実です。
旦那さんが不倫していても離婚はしないとママ側の意見もありました。理由は今の家を気に入っているし、ローンがまだ残っているからだそうです。
実際に不倫されたらどうなる?
現実には、不倫をされていないから言えることだとの意見もありました。
『実際に妻が不倫していたら動揺だってするし、悲しくなるし、怒りもわいてくる』こちらのママは、不倫された旦那さんのブログを読んだそう。壊れていく様子が、本当に可哀想で、読みながら思わず泣いてしまったと言います。頭では「離婚しない」と思っていても、実際に裏切られたとき、感情は理屈では抑えられないのかもしれません。
“夫婦”を超えて“家族”になっているケースも
妻に対して女性を見る目から家族を見る目に変わり、もはや“身内”としての関係性になる場合もあるのでしょう。長年連れ添ううちに、夫婦が「兄妹のような絆」に変わっていくこともあるのかもしれません。
『男友だちは、「家族だから、妻が浮気していてもあまり興味がない。むしろ、それで機嫌がいいならOK」と話していた。夫婦としては、破綻していると思った』その一方で、どのような理由であれ、家族になったのだから離婚しないと決めている場合もあります。「一緒にいてくれるだけでいい」……そう語る旦那さんも、たしかにいるのでしょう。旦那さんの数だけ考え方があるのです。
変化していく愛の定義
「浮気しても離婚しない」と言う旦那さんには、愛情、執着、計算、諦め……さまざまなパターンがあるでしょう。投稿者さんの旦那さんの場合はどうなのでしょうか?
夫婦のかたちはひとつではなく、長く一緒にいるほど“愛の定義”は変化していきます。本当に愛されているのか、それとも都合よく扱われているのか。隣に投稿者さんがいることが息をするように当たり前で、離婚など考えられないかもしれません。その答えを知るのは旦那さんのみ。せっかく縁があって結婚した相手です。浮気などをせず、添い遂げてみてもいいのかもしれません。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・加藤みちか
