
相次ぐバッテリー火災。年末、旅行や帰省が増えるシーズン、移動の際には特に注意が必要です。
年末年始の移動時に要注意 モバイルバッテリー火災山形純菜キャスター:
モバイルバッテリーは今や必需品となりました。帰省や旅行が増えるこの時期、「移動中の火災」も注意が必要で、国土交通省が注意を呼びかけています。
まずは鉄道です。電車に乗っていると揺れや急停止もありますので、モバイルバッテリーを落とさないようにすること。また、日が当たりやすい、暑くなる場所などには置かないよう注意してください。
航空機では預け入れ荷物に入れないこと。必ず機内の手荷物で持っていくようにしてください。その際、収納棚には入れないようにしてください。
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さらに、専用のケースや収納袋に入れることも推奨しています。「耐火袋」や「耐火ポーチ」は家電量販店やネットなどで1000円〜2000円程度で販売されています。万が一、モバイルバッテリーから火が出たとしても燃え広がらないようにする商品となっています。
もう一つ、注意が必要なのが「コードは一緒に入れないようにする」ということです。接触してショートを起こしかねないので、ポーチの中にはモバイルバッテリーのみを入れることを推奨しています。
さらに、バスではトランクに収納することは禁止です。手元に置いておくようにしてください。
元消防士で防災スペシャリストの野村功次郎さんに伺うと、「いつ発火するか分からない。充電中はもちろん、充電していなくても常に確認できる状態に」ということでした。
落としてしまったモバイルバッテリーは…使っても良い?山形キャスター:
野村さんによると、バッテリーを落としてしまって「へこみ」や「ゆがみ」がある場合はもちろん危険サインとなりますが、変形していなくても、▼バッテリーの減りが早い、▼熱くなる、▼充電が遅いといった場合は使用しないようにしてほしいということでした。
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落としたけれど変形はなく、普通に使える場合は「異常がなければ使っても大丈夫。ただ数日後に異常が出る場合もあるので要注意」ということでした。
何がダメ?冬場の意外なNG行動とは山形キャスター:
バッテリーは「暑さに弱い」とお伝えしてきましたが、「冬でも注意が必要」です。
【NG行動】
▼ストーブ等の近くで充電
▼カイロに接する形で使う
▼ポケットに入れたままこたつに入る
さらに、急激な温度変化によってバッテリー内部に結露ができて発火する恐れがあります。
寒い外から帰って来た際に、すぐに暖かい場所に置くのではなく、玄関など涼しいところに置いてから移動させると良いということです。
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