
エピソード1:<38度ある甥と食事を!?>夫にうつって家族旅行がキャンセル
夫と小学生のふたりの息子がいるショウコ(仮名)さんは、一家で義実家の食事会に出掛けました。集まったのは義両親、義姉家族です。食事をはじめようとしたタイミングで、義姉から「息子のカイリ(仮名)に感染症の疑いがある」と告げられます。翌日から家族旅行の予定でしたが、ご馳走を前に帰るとは言い出しにくいものです。
さらに食事の席にはカイリくん本人が現れ、咳をしはじめます。ショウコさんは内心穏やかではありませんが、場の空気を壊すわけにもいきません。
翌朝、夫が高熱で寝込んでしまいました。体温は38.5度、咳も強く、旅行はキャンセルするほかありません。キャンセル料も全額かかり、がっかりする子どもたちを前に、ショウコさんは怒ります。結局、カイリくんは感染症であり、夫も同じ病気にかかっていたのです。楽しいはずの連休は看病と自宅待機で終わってしまいました…。
<感染する義実家>義姉「感染症っぽくて〜」タイミングおかしい!もっと早く言え〜ッ【第1話まんが】
エピソード2:<発熱ママを助けてあげたのに?>差し入れしたら、ママ友に悪口を言いふらされた!
マヤ(仮名)さんは、幼稚園のママ友ライングループで、トウカ(仮名)さんが体調不良で困っていることを知ります。夫が単身赴任で実家も遠い状況を思い、マヤさんは心配になって個別に連絡をとりました。そして必要なものを丁寧に聞き出し、スポーツドリンクやゼリー、おにぎりなどを買い、急いで届けたのです。
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しかし後日、ママ友から聞かされたのは、トウカさんが差し入れについて不満を漏らしていたという話でした。「スポーツドリンクが大きすぎる」「おにぎりは昆布が良かった」など、細かい点を責めていたのです。マヤさんは価値観が違うのだと距離を置くことにします。
そして再びトウカさんが発熱。グループラインに「助けて」と入ったものの、誰も反応しません。悪口を言っていたことがママ友間で尾を引いているのでしょうか。見かねたマヤさんは個別で連絡をとり、必要なものだけを聞き、それだけを購入すると決めて出向くのでした。
<発熱ヘルプ⇒助けて後悔!?>ママ友が体調不良!スポドリやおにぎりを届けたら…?【第1話まんが】
エピソード3:<ただの風邪だから!>生後5か月のいるわが家に咳をする子どもを連れてきた義妹!
Aさん夫妻には生後5か月の息子がいます。そんななか、夫の妹・よりこ(仮名)さんの娘である小6のかれん(仮名)ちゃんから、「今日おじちゃんの家に行っていい?」と夫に連絡が入りました。しかし街中は感染症が流行中。乳児を抱えるAさんは、不安でいっぱいでした。
さらにAさんは義妹親子の振る舞いが苦手でした。かれんちゃんは夫にお小遣いをねだったり、冷蔵庫を勝手に開けたり。息子が新生児だったころには、風船をぶつける遊びをして笑うなど、注意してもらいたい場面でも義妹は叱らないからです。
当日、遅刻癖のある義妹から約束の時間を過ぎても連絡がありません。そしてようやく息子が昼寝に入った瞬間、大声で「遊びにきたよ!」と登場したのです。息子は驚いて大泣きです。しかもかれんちゃんは咳をしながら手も洗わずに息子へ触れようとしました。よりこさんは「ただの風邪」と笑って済ませますが、Aさんにとっては“ただの風邪”では済まされません。
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感染症が流行っている時期は思いやりをもって
感染症が広がる時期は、思いやりと警戒心の間で心が揺れやすくなります。相手を気遣いながらも、自分や家族を守る判断は欠かせません。お互いに気を配った距離感を考えることが大切になりそうですね。
文・岡さきの 編集・編集部

