加齢臭を左右するのは"朝の1分"。医師が示す、意外なケア方法

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2025年12月18日 08:10  マイナビニュース

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あなたが今、健康のためにお金を使っているなら。それよりも、自宅のお風呂に「この温度」で「この時間」浸かることをお勧めします。――この記事では、7万人を超える入浴を医学的に研究してきた 入浴のスペシャリスト・早坂信哉氏の新刊『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム)から一部を抜粋して紹介します。



今回のテーマは『「加齢臭」に効果を発揮する朝シャワー』。

○「加齢臭」に効果を発揮する朝シャワー



朝起きると、自分の枕がなんとなくにおう。洗ったはずの服に袖を通すと、ほんのりとにおいが残っている─年齢を重ねると感じる、こうしたにおい。いわゆる「加齢臭」というものです。



加齢臭のにおいは、皮脂に含まれる脂肪酸が分解・酸化されて発生します。特に「9 −ヘキサデセン酸」という脂肪酸が、空気や常在菌に触れることで、加齢臭の原因物質「ノネナール」が生じることがわかっています。



この脂肪酸は加齢とともに増えるため、40代以降の男性に多い傾向がありますが、女性にも起こりうる現象です。



デオドラントスプレーを使うのもいいですが、もっと手軽な方法で防げます。

○朝1分、41℃のシャワーを浴びる



たったこれだけです。皮脂の分泌が多い部分にシャワーを当てるようにすれば、加

齢臭の原因となる脂肪酸やノネナールの元を洗い流すことができます。



東京ガス都市生活研究所の実験でも、石けんなしでも皮脂量が減り、夕方までにお

いが抑えられることが確認されています。



お湯を当てると効果的なのは、汗や皮脂がたまりやすく、加齢臭の発生源となりや

すい「額、胸の間、背中の真ん中、わきの下、足の裏」です。



ただし、1分を超えて長く浴びると汗をかき始め、かえって皮脂が再分泌されてしまうため逆効果です。短時間で済ませることが、加齢臭を撃退するための朝シャワーの最大のポイントです。


○『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(著者:早坂信哉/アスコム)


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