
エピソード1:<クリスマス会トラブル>予算500円!手作りプレゼントにがっかり
Aさんは4年生の娘のスズ(仮名)と友だち4人で自宅でクリスマス会を行いました。予算500円のプレゼント交換は、子どもたちにとって一番の楽しみでした。シュシュや手袋など、それぞれが選んだプレゼントに、女の子たちは顔を輝かせます。しかし、エミリ(仮名)ちゃんだけは浮かない顔をしています。
受け取ったプレゼントは、トモ(仮名)ちゃんが手作りした少し不恰好なフェルト人形と、使い古したヘアゴムだったのです! 「こういった場合ではお店で購入するもの」と考えていたため、ママたちは驚いてしまいました……。その数週間後、「トモちゃんが仲間外れにされている」とトモちゃんのママから連絡が届きます。
トモちゃんなりに精いっぱい選んだプレゼントだったのでしょう。それでも、楽しみにしていた分だけ、受け取った側が戸惑ってしまったのも事実。子ども同士だけに任せず、大人がそっとフォローするときなのかもしれません。
<クリスマス会トラブル>予算500円!プレゼント交換で仲良しグループに亀裂が……【第1話まんが】
エピソード2:<クリスマスの夜逃げ>真夜中に起こされ、車に乗せられ…?
今日はクリスマス、街はお祭り騒ぎです。そんな真夜中に両親にたたき起こされ、Aちゃん(仮名)は姉と一緒に車に乗せられました。クリスマスだというのに、いったい何事……?
「夜逃げだ」と悟ったAちゃん。お友だちにも飼い猫にも、もう会えない。これから先、自分はいったいどうなるんだろう……。不安な気持ちでいっぱいのなか、着いた先はまさかの場所だったのです。
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エピソード3:<禁断!サンタの正体は>やってしまった!信じる友だちにどう接する?
スミレ(仮名)さんは夫コウジ(仮名)さん、娘ミユ(仮名)ちゃんとの3人暮らしです。クリスマスプレゼントは毎年、24日の夜にサンタがプレゼントを置き、翌朝ミユちゃんが開けていました。しかし今年、ついにミユちゃんから「これ、ママの字でしょ」と言われてしまいます。
問題はその後です。ミユちゃんは「親友がサンタを信じているのに、自分は何も言えない」と悩むようになりました。誰かの夢を壊したくない気持ちと、正直でいたい気持ちの間で、ミユちゃんは揺れていたのです。
スミレさんはミユちゃんにそっと伝えました。「サンタは、いるよ」。今年、サンタは目に見える人物ではなく、誰かを喜ばせたいという気持ちの象徴になったのです。その意味に気づいたミユちゃんは、胸のつかえが消えていったのでした。
<正体バラす?バラさない?>筆跡で!「パパとママでしょ!?」クリスマスまでもう少し【前編まんが】
クリスマスと子どもたち
クリスマスは、子どもに魔法のような時間を届けてくれます。子どもが悩んだとき、大人がそっと寄り添えばその経験はきっと温かな思い出になるはずです。今年のクリスマスが、子どもたちの心に残る、素敵な時間になりますように。
文・岡さきの 編集・編集部
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