
ヤクルト球団公式YouTubeは24日までに、「【メジャー挑戦】村上宗隆選手、ロングインタビュー&ラストイヤーに密着」と題した動画を、移籍発表に合わせて公開した。村上はホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約52億7000万円)で合意し、22日(日本時間23日)に入団会見を行った。
動画は、10月下旬に行われた三輪正義2軍内野守備走塁コーチ(41)とのインタビューから始まり、今年9月28日の神宮最終戦の映像も収められている。
試合前練習後、神宮の外周にはヤクルトのユニホーム姿の村上を一目見ようと、多くのファンが集まった。村上が登場すると歓声が沸き、プレゼントを手渡す人もいた。普段なら人が集まらないゾーンまで伸びた列にも笑顔で応え、村上は冗談めかして「俺、やめるんか? 引退試合?」と話す場面も。
この試合で村上は最後の打者を務めた。改めて神宮最終戦の心境について問われると、「引退するわけじゃないので、特別悲しい気持ちはなかったですけど、お客さんもあの延長戦の中、誰1人帰っていなかったので。『なんか持ってるなあ』と思いながら打席に立ちました」と振り返った。結果は延長12回引き分け。最後の打席は巨人守護神のマルティネスに中飛で倒れた。
村上は「さすがにあそこでホームランを打てるような、うまい人生じゃないって思っていたので。結果としては納得。でもあそこでマルティネス選手の高め直球を詰まってましたけど、センターにあの角度で振れたことに、僕はいい感覚を得られたのでよかった」と笑顔を見せ、「さすがにそんなに人生うまくいかんやろって。56本打ったときも最終打席でしたし。WBCではサヨナラヒットも打てた。あそこで打ってたら今後が思いやられるので」と語った。それでも最後の打者として回ってきたこと自体に「すごくうれしかった」とほほえんだ。
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