【バドミントン】珍事!得点カウントミスに「そんなことある?」全日本決勝でまさか…選手も驚き

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2025年12月30日 16:43  日刊スポーツ

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桜本、広田組対志田、五十嵐組 打ち返す志田(左)、五十嵐組(撮影・鈴木みどり)

<バドミントン:全日本総合選手権>◇最終日◇30日◇東京・京王アリーナTOKYO◇女子ダブルス決勝



志田千陽(再春館製薬所)五十嵐有紗(BIPROGY)組と桜本絢子(ヨネックス)広田彩花(岐阜Bluvic)組による女子ダブルス決勝で、得点の数え間違いが発生した。


1−1で迎えた最終第3ゲーム(G)。志田、五十嵐組が14−16で2点を追う中、志田のスマッシュがインと判定された。これに対して、桜本、広田組はビデオ判定(チャレンジ)を要求。再審議の結果、判定通り「イン」となった。


本来なら志田、五十嵐組に1点が与えられて「15−16」となるが、電光掲示板に表示されたのは「16−16」。審判、選手、コーチは気付かず、そのまま同点でプレーが続行。観客の大半も気付いていない様子だった。


このカウントミスから流れが変わり、志田、五十嵐組は最終ゲームを奪取。初優勝を決めた。


勝利した志田は「全然気付いてなくて。『そんなことあり得るんだ?』と。自分のプレーに集中しすぎて、追いついているという感じだった。『え、そんなことある?』と」と驚き。五十嵐も「相手側なら気付くと思うが、自分たち側はゾーンに入っていて気付かなかったです。『そんなことあるんだ?』って」と振り返った。


敗れた桜本は「全然気付いていなかった。『ん?』と思ったが、追いつかれたかと思った」と言及。広田も「私は全然(気付かなかった)。必死だったので。もっと冷静だったら良かったかなと思う」と振り返っていた。


試合はこのまま成立。報道陣に配布された主審とレフェリーの署名入りのスコアシートにも、得点がそのまま加算された。


この事態について、日本協会の朝倉康善副会長は大会終了後に報道陣に説明した。同氏によれば、電光掲示板を操作する主審がビデオ判定前に「15−16」と表示を変更。その上で再審議後にもう1度ボタンを押したため「16−16」と表示されることになり、得点を1点多くカウントしたまま試合が続いたという。


本来であればビデオ判定の要求後に「14−16」へ戻す必要があったが、操作を怠ったことでミスが発生した。朝倉副会長は「もう1回修正すれば良かった。(審判も)気付かなかった」と話した。


競技規則上、判定に異議申し立てをする際は次のサーブ前に申し出る必要がある。今回は桜本、広田組側から申し出がなかったため、試合はこのまま成立するという。

このニュースに関するつぶやき

  • 機械じゃないから間違いもあるのだろうけどどうにかしないとこれはちょっとなぁ・・・
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