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箱根駅伝初の同一チーム2度目の3連覇の成し遂げた青学大に、京都・立命館宇治高の芦田和佳と、兵庫・須磨学園高の池野絵莉(ともに3年)の女子中長距離2選手が4月に入部することが7日、分かった。原晋監督(58)体制では長距離ブロック初の女子選手となる。
2人は、昨年7月の全国高校総体(インターハイ)1500メートルで同9月の世界選手権東京大会800メートル代表の東大阪大敬愛高の久保凛(3年)と競り合った。
インハイ3000メートルでは日本人ワンツーにも輝いた。12月の全国高校駅伝ではともにエース区間の1区(6キロ)に出走。将来性抜群の世代トップの高校生だ。
入部後は、箱根駅伝監督通算最多9度の優勝に導いた原監督直伝の「青学メソッド」を受け、世界や国内トップの舞台を目指す。
1918年(大7)創部の青学大陸上部は、男女の短距離と男子長距離に分かれて、相模原市を拠点に活動している。
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女子短距離は強豪チームで5月の関東インカレ1部では400メートル、1600メートルリレーの2冠を達成。主な卒業生に2021年東京五輪リレー代表の石川優(北野建設)らがいる。
男子長距離は1943年に箱根駅伝初出場。04年に原監督就任後、15年の初制覇から4連覇を達成した。9月の世界選手権東京大会マラソン代表の吉田祐也(GMOインターネットグループ)や箱根駅伝の山登り5区で活躍した「3代目山の神」こと神野大地(M&Aベストパートナーズ)らを輩出した。
原監督は昨年5月に、実業団女子チームのユニクロのスペシャルアドバイザーにも就任。すでに女子指導のノウハウの吸収もしているとみられる。ある競技関係者によると、将来的には全日本大学女子駅伝や全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の女子駅伝参入も見据えている。
日本女子中長距離界は現在、長く暗いトンネルの中にいる。
24年パリ五輪(オリンピック)代表勢で言えば、トラックでは田中希実(ニューバランス)、マラソンでは6位入賞の旧姓鈴木の赤崎優花(クラフティア)が第一線を引っ張っている。
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しかし、マラソンは04年アテネ金の野口みずき以来、トラック種目は1928年アムステルダム800メートル銀の人見絹枝以来とメダルからは遠ざかっているのが現状だ。
少子化の影響などで国内の競技人口が減少傾向である上、レースでは選手間の実力の差も開きがあるなど低迷の一途をたどる。
大学や実業団の中ではチームの縮小や廃部にかじを切るところもある。今回、男子の学生長距離界をリードしてきた青学大による女子育成の参入は、国内競技力の底上げへの大きな起爆剤になるかもしれない。
フレッシュグリーンの大物ルーキーコンビが新風を吹き込む。
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