【フィギュア】坂本花織、団体金メダルへ“盛り上げ隊長”に「雰囲気を明るくできたらいい」

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2026年01月16日 19:37  日刊スポーツ

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ミラノコルティナ五輪に向け、練習を公開した坂本花織(撮影・和賀正仁)

フィギュアスケート女子で2月6日に開幕するミラノ・コルティナ五輪代表の坂本花織(25=シスメックス)が、日本初の団体金メダルへ“盛り上げ隊長”となる。16日は拠点のシスメックス神戸アイスキャンパスで練習公開。22年北京大会の団体銀、個人銅メダル超えへ、調整は最終局面を迎え、11日には最大のライバルとなる米国の五輪代表が発表された。18日の日本選手団結団式、壮行会では旗手代行を担い、スケート界の顔としてけん引する。


  ◇  ◇  ◇


視線を氷に下げ、一息ついたかと思えば曲が鳴る。午前8時半。リンクを囲った報道陣に左右されず、坂本は息を切らしながら演技を続けた。年明けの溶血性レンサ球菌(溶連菌)感染から復調。今季限りでの現役引退を表明しているが「必死なので、名残惜しさはないです」とほほ笑んだ。


五輪開幕日から始まる団体へ、残り3週間。各選手の出番はミラノ入り後に発表されるが、エースへの期待は大きい。日本女子初の五輪3大会連続出場となり「団結して、前大会よりもいい色のメダルが取れたらいいな」と金メダルを意識する。大半が初出場となる日本の後輩を思い浮かべながら「特技の『場を盛り上げる』を生かすところ。雰囲気を明るくできたらいい」と自分らしく振る舞う。


団体、個人ともに強敵は米国となる。9日に全米選手権を終え、グレン、リュウ、レビトと実力者が五輪代表に名を連ねた。大舞台で競演してきた仲でもあり「さすがの3人だな。想定内」ときっぱり。そうして「五輪が終わった後、家にスケート靴を忘れちゃうぐらい解放されたいな」とつぶやくのも、最終調整に集中している証しといえる。


18日にはスピードスケート男子の森重航に代わり、公式行事で日本選手団の旗手を務める。この日もウエアに身を包み「引っ張っていくというより、盛り上げられたらいい。4年に1回の大舞台。どんな人でも楽しむより、緊張しちゃう場面が多々ある。そんな場面でも、ちょっとでも『楽しい』が混じってくれたらいい気持ちがあります」とうなずいた。等身大の姿でミラノに向かう。【松本航】


◆五輪団体の展望 22年北京五輪金の米国を、銀メダルの日本が追う構図。女子は12月のグランプリ(GP)ファイナル出場6人のうち日本4人、米国2人と実力均衡で、勝負どころとなる。米国は男子に世界選手権2連覇中のマリニン、アイスダンスに同3連覇中のチョック、ベーツ組、日本はペアに昨季世界選手権優勝の三浦璃来、木原龍一組を擁する。10カ国が参加し、予選では4種目のショートプログラム(リズムダンス)を実施。上位5カ国がフリー(フリーダンス)に進む。各国の選手起用法も重要で駆け引きとなる。

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