
アニメに歌舞伎に実写ドラマと多様なメディアミックスも続く『ONE PIECE』。2025年「週刊少年ジャンプ」に掲載された原作漫画では、過去の豪傑たちが勢揃いしたゴッドバレー事件の全容が描かれた。過去編とはいえ、ゴッドバレー事件で描かれたのは現在にも通じる衝撃の事実ばかり。
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今回は2025年『ONE PIECE』の総括を、ワンピース研究家の神木健児氏に聞いた。
「シャムロックの初登場あたりから2025年の『ONE PIECE』は始まったのですが、実は2025年は結構珍しい年だったんです。前半は少し登場してたんですけど、もう半年以上ルフィが登場していないんですよね。ただ、伝説級の大きな戦いが駆け抜けるように描かれたので、個人的にはルフィたちが出ていなくてもまったく気になりませんでした。やっぱり2025年のメイントピックは、38年前に起こった『ゴッドバレー事件』だと思います。これまで物語の起点は24年前のロジャー公開処刑、大海賊時代の幕開けだと考えていました。しかし黒ひげやシャンクス、ドラゴンやくま、カイドウ、リンリンなど数々の重要人物の運命を変えたという事実をみると、ゴッドバレー事件が物語の起点だったのではと思えるほどです」
ゴッドバレー事件が描かれた過去編では、“伝説の海賊”がメインキャラクターとして描かれた。
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「ロックス・D・ジーベックの登場が最大のポイントかなと思います。これまで数々の猛者を集めたロックスの概要の解説はありましたが、素性は外見すら描かれていませんでした。でもゴッドバレー事件を描く過去編ではメインで登場し、強さや性格まで判明しました。黒ひげとロックスが親子だったと明かされたのも、大きなポイントです。ロックス海賊団の面々もしっかりと描かれて、各々の関係性や強さなどファンとしてはたまらない描写ばかりでしたね」
すでに登場しているキャラクターのまさかの過去が明かされる衝撃展開も、長く続いているからこその『ONE PIECE』の魅力だ。
「シャンクスが天竜人だという説はずっとありましたが、ついに2025年に天竜人姿のシャンクスが描かれました。第1話から登場している人気キャラの過去が明かされた、重要な年でもありましたね。ずっと前から登場しているキャラクターでいうと、シャッキーの過去にも驚かされました。シャボンディ諸島で登場したシャッキーとレイリーに、まさかあんな過去があったとは。ゴッドバレー事件のキーとなる存在だったということが、衝撃でした。これまでの『ONE PIECE』は国を狙うなどの悪事を働く“敵”と戦う物語がメインでしたが、ワノ国編の終盤くらいからは顕著に“政府”と戦う助走が始まっています。ゴッドバレー事件もまさに“対政府”で終わっており、政府と戦うラストに近づいている気配がどんどん強まっていますよね」
物語以外でも、2025年の『ONE PIECE』はファンをワクワクさせてくれた。
「原作以外で言っても、2025年の『ONE PIECE』は色々とありました。ドジャースとのコラボやラッピング新幹線の運行。グッズを販売する新しいショップ『ONE PIECE BASE SHOP』がオープンしたのも大きいですね。『ONE PIECE BASE SHOP』は世界観にもこだわっていて、ファン必見の仕上がりになっています。終幕に向かっている『ONE PIECE』ですが、まだまだ私たちファンを楽しませてくれそうです」
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ゴッドバレー事件が描かれ、いよいよエルバフでの戦いが白熱する『ONE PIECE』。2026年、物語はさらに加速するだろう。
(文・取材=青木圭介 取材協力=神木健児)
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