船転覆事故で、運航していた市民団体「ヘリ基地反対協議会」の事務所を家宅捜索した第11管区海上保安本部の捜査員ら=20日、沖縄県名護市 沖縄県名護市の辺野古沖で船2隻が転覆し、女子高校生ら2人が死亡した事故で、第11管区海上保安本部は20日、業務上過失致死傷などの疑いで、運航していた市民団体「ヘリ基地反対協議会」の事務所(名護市)などに家宅捜索に入った。
他に捜索したのは、辺野古にある「テント村」と呼ばれる同協議会の拠点。午前11時40分ごろ、段ボール箱を抱えた海保の捜査員約10人が名護市の事務所を出た。同本部は押収した資料を分析し、出航に至った経緯や安全管理体制などを調べる。
捜索後、同協議会の仲村善幸共同代表が記者団の取材に応じ、「捜査に全面的に協力する」と言葉少なに語った。
事故は16日午前10時すぎ、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に向けた工事が行われている辺野古沖で発生。平和学習に訪れた同志社国際高校(京都府京田辺市)の生徒18人と乗組員3人が分乗した「不屈」「平和丸」が相次いで転覆し、不屈の船長金井創さん(71)と平和丸に乗船していた女子生徒(17)が死亡、14人が負傷した。