国会にAI音声初導入も「読み上げソフト」と国民失笑…タブレット禁止の“品位”に疑問の声あり

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2026年03月21日 18:10  週刊女性PRIME

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日本の国会

 3月13日に行われた衆議院本会議の採決で、人工知能(AI)による合成音声が初めて使用され話題を集めている。

「質問も全部AIでいい」

「これまで採決時には事務局職員が議員の名前を読み上げていましたが、負担軽減や読み間違え防止を目的としてAIが導入されました。合成音声には女性と男性の2バージョンが用意されています。同日昼間の坂本哲志衆院予算委員長に対する解任決議案には男性の声が用いられ、夜の新年度予算案の採決では女性の声が披露されました」(スポーツ紙記者、以下同)

 つねづねアナログぶりが指摘される国会が“バージョンアップ”を遂げたとも言えそうだが、ネット上では疑問の声も聞かれる。

《AIというよりテキスト読み上げソフトという印象》
《もうちょっと有効な使い方、思いつかなかったのかな》

 また、《国会の質疑もAIでよくね? 質問通告もそれの答えもペーパー読むだけだし》といった指摘も。

 こうした声が聞かれる理由を政治ジャーナリストが指摘する。

「現在、AIの技術はかなりの進歩をとげています。単に名前を読み上げるだけでなく、NHKではAIアナウンサーによるニュースの読み上げなども行われています。ネットの指摘にある通り、単に書類を読んでいるだけの質疑のやりとりにもAIを導入すれば、より負担軽減につながるでしょう。さらに今回の点呼音声には、機械的すぎるといった指摘もあり、まだまだ改善の余地はありそうです」

 現状、国会にはさまざまな制約が存在する。特にデジタル機器の扱いに関する遅れは深刻だ。

「2月25日には国民民主党の玉木雄一郎代表が、衆議院本会議での代表質問に立ち、本会議場にタブレットの持ち込みができないと苦言を呈しました。原稿や資料がある場合は、プリントアウトして持参する必要があります。その理由としてあげられているのが“品位に欠ける”というものなので、納得がいかない議員さんも少なくないようです。もちろん、電子機器が安易に持ち込まれることで情報漏えいなどのリスクも生じますので議論は必要でしょうが、現状の国会は“ペーパーレス社会”に逆行していると言わざるを得ません」

 今回の国会へのAI導入、世間の潮流からすれば微々たるレベルだが、“ムダ削減”のためには歓迎すべき動きなのかもしれない。

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