
異例の“仏頼み”でリーグ制覇を引き寄せる。日本ハム新庄剛志監督(54)が26日、「パーソル パ・リーグ2026」開幕前日記者会見に臨んだ。これまで「神頼みはしない」としていた指揮官が、25日夜に幼少期に通った福岡市内の寺院を訪れ「珍しくお祈りしていました」と明かした。仏様の力も味方につけ、まず昨季王者ソフトバンクとの3連戦で波に乗り、悲願達成につなげる。
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新庄監督が、開幕前にサプライズ行動に出ていた。25日、福岡空港に到着したのは午後9時。そこから、事前に借りていたレンタカーで繰り出したのは、幼少期を過ごした思い出の地だった。「プリウスで野間大池にある長崎ちゃんぽん食べに行って。で、そのあと寺塚1丁目で、ちっちゃい頃野球を楽しんで過ごした家を見に行って。そのあと長住1丁目の家に行って、長丘小学校、長丘中学校、で最後に穴観音に行って、大好きな小久保監督といい試合ができますようにってお祈り、珍しくお祈りしていました」と明かした。
穴観音とは福岡市補陀山興宗寺の境内、北側丘陵に築かれた円墳の名称で「僕の信頼する神社は穴観音。東京の何々神社とかではないから(笑い)」。付近には公園もあり「おやじとよく、そこに行ってキャッチボールとかしてたからね」。優勝を掲げて臨む勝負の5年目。天国の父も見守る懐かしい場所で、今季の悲願達成を、思い描いた。
新庄監督にとっては極めて異例の行動だ。これまで一切、神頼みをしなかった。理由について、現役時代の恩師野村克也監督が勝った試合で着た赤いパンツを着替えない話を引き合いに「『汚ねっ』と思って。負けるときは負けるし、勝つときは勝つだろ。それをやってダメになるほうが嫌だし」と話していた。今回も「必勝祈願とかではないです」としたものの、意気込みを問われ「(普段は)神社(実際は寺院)に手を合わせに行ったりしないんですけど、それが意気込みです」と、強い口調で話した。
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2年連続最下位に始まり、選手を鍛え上げ優勝を目指せるチームに仕立てた昨季は、序盤こそ首位を走るも、途中でソフトバンクに抜かれ2年連続の2位。CSファイナルでも惜敗し、頂点に立てなかった。今季は4年分の成果にスピリチュアルなパワーも加え、最後の一段を上がる心づもりだ。開幕戦の意義について「今年に関しては143分の1とは思えないんですよね。今年にかける思いっていうのが強いんで。開幕から6連勝するつもりでやって行きます」。圧倒的強さで、ゴールまで駆け抜ける。【永野高輔】
◆開幕前日の日本ハム新庄監督コメント
▼22年 「遊び心を持って。小さい頃、日が暮れるまで楽しんで野球をやっていた気持ちで、大いに暴れてほしい。で、一番僕が遊ぶ。ベンチの中で」
▼23年 新球場元年の開幕セレモニー出演を問われ「出しゃばらない。出しゃばって欲しいのは選手だけ」とパフォーマンス封印宣言。
▼24年 記者会見に参加した子ども記者に「他に負けない強みは」と問われ「“せこせこ野球”。相手が防げない点の取り方をしてピッチャーが抑えて勝つ」。
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▼25年 せこせこ野球は「今年はない」と否定。「『スピード&パワー』で時には僕の“何しとんねん”っていう(勘ピューター)作戦で勝つときもある。それを組み合わせて」。
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