私の不倫に動じない夫。愛がないのかと思っていたら“禁断の癖”が…/結婚人気記事BEST

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2026年03月27日 15:50  女子SPA!

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写真はイメージです(以下同)
 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2022年3月7日 記事は取材時の状況)

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世の中にはいろいろな趣味趣向の人がいる。本人でさえ自分の心がどこに向いていくのかわからないこともある。

自らの不倫で、夫が思いがけない態度に出てきたことで夫婦の関係が変わったという女性がいる。

◆師弟関係から略奪婚へ

「うちは夫婦というより、先生と生徒みたいな関係だったんです」

笑みを浮かべながらそう言うのは、キヨノさん(40歳・仮名)だ。実際、先生と生徒だった時期もある。

彼女は24歳のとき、仕事に関係する研究者の講演を聴きに行った。それがきっかけで、その講演者の教えを請うようになった。そして師弟関係のまま恋人関係に突入した。講演者の彼は当時48歳。彼女より二回り年上で既婚だった。

「私は自分で言うのもヘンですが、まじめな人間でした。子どもの頃から成績がよくて国立大学を卒業し、有名企業に入社。そこでも自分のスキルを上げようと必死だった。だから彼の講演を聴きに行ったんです。

講演終了後、疑問があったので質問に行きました。彼は答えてくれ、名刺をくれました。そこから連絡をとりあうようになり、半年かからずに彼の『恋人』になっていました。そんなつもりはなかったんだけど、私、初めての恋愛だったんです。すっかり彼の手中に落ちたという感じだったのかもしれません」

彼は「離婚するから待っていてほしい」と言った。恋愛初心者の彼女でも、そんなことは嘘に決まっているとわかった。だから「半年だけ待ちます」と答えた。半年後、彼はきれいに離婚したからと彼女の部屋に転がり込んできた。

◆「私には神様みたいな人でした」

「きれいに離婚したわけじゃなくて、全財産を妻子に渡して解放してもらったんですよ。彼にあるのは大量の資料や本、パソコンが3台。そのくらいでした。でも私はうれしかった」

預金もないけど一緒に暮らそうと彼は笑った。そんな彼に、キヨノさんは改めて惚れ込んだという。

「お互いに仕事が忙しかったけれど、一緒にいる時間をなるべく作り出しました。彼といると自分が自然でいられて、なおかつもっと勉強したい、もっと向上したいと思える。私には神様みたいな人でした。それに……」

彼女は顔を赤くして言いよどんだ。ぽつりぽつりと話してくれたことを整理すると、肉体的な相性も非常によかったという。

それまで性体験のなかった彼女だが、「お互いの体になじむのは早かった」と笑顔を見せた。ひとたび深い快楽を得ると、それはどこまでも限りなく上昇していったという。

◆夫が「できなく」なって…

夫には前妻との間に3人の子がいたから、子どもをもつことには積極的でなかった。キヨノさんも母になりたいというよりは仕事で成果を上げたいと思っていた。

「私たちの場合は、本当に快楽のための性だった。彼と関係をもつたび、もっと彼を知ったような気になったし、本当に愛していると感じられたんです」

ところが結婚して5年ほどたったころ、彼が「できなく」なっていった。途中で撤退したり最後までいかなかったり。夫はもちろん、キヨノさんも思いがけず動揺したという。

「私は夫とのセックスで愛情を確認し、精神的にも安定し、自分が自分でいられたんです。でもそういう関係が薄れていくと、夫への愛情も薄れていくような気がして。

実際、私は意味もなくイライラしたり泣いたりするようになりました。夫は病院に行ったり服薬したりとがんばってくれたけど思うようにならない。もちろん夫のことを嫌いにはならなかったけど、以前のような充足感はなくなっていきました。

そしてそんな自分を嫌悪したんです。夫とはセックスだけでつながっていたわけではないはず。それなのにできない夫を物足りなく思っている自分がいる。苛立つ自分に、さらに苛立っていましたね」

30代に入って間もないころのことだから、この先、自分はずっと誰ともセックスをしないまま年をとっていくのかと絶望感を覚えたこともある。そんなとき夫が「もし離婚したいなら正直に言ってほしい」と言い出した。

そんなつもりはないときっぱり答えたが、自分の「体の渇きだけはどうしようもないと感じていた」と彼女は言う。

◆浮気をしたら

33歳のころ、彼女は大学時代のサークルの仲間と久しぶりに集った。それまで結婚生活と仕事の両立に腐心していて、なかなか昔の仲間と会う時間がとれなかったのだ。

そこで当時、キヨノさんを慕ってくれていた後輩のヨシキさんと再会、ふたりだけの三次会、四次会へと流れ、気づいたら後輩の部屋のベッドで朝を迎えていた。

「自分がそんなことをする人間だと思っていなかったので、びっくりしました。確かにヨシキとは昔から仲がよかったけど恋愛感情はなかったし、再会したときもなかったんです。それなのに、私は人妻なのに、こんなことになるなんてと落ち込みました。

ヨシキは『キヨノさんは今も素敵です』なんて言ってはしゃいでる。私、不倫したことになるんだよ、あなたも夫から訴えられるかもよと言ったらビビりまくっていましたけど」

朝帰りなど初めてのことだった。それでもキヨノさんはタクシーを飛ばして帰宅した。冬だったので朝5時でもまだ暗いのが救いだった。帰宅するとすぐ自室のベッドに潜り込んだ。

「10時頃目覚めてリビングに行くと、夫がコーヒーを飲んでいました。テーブルにはおいしそうなサラダがあって。『昨夜はごめんなさい。久々に楽しくて酔い潰れた』と言うと、夫は『きみが楽しかったのならいいんだよ。よかった』と」

◆後輩に加えて同僚とも不倫関係に

それを機に、ときどきヨシキさんと会った。恋愛感情は生まれなかったが、仲間としての情と性的興味から逃れられなかった。性的に満たされることが重要だったのだ。

「それだけじゃないんです。実は会社の同僚とも勢いでそういう関係になってしまって……。同僚とはかなり本気の恋です。私、箍(たが)が外れてしまったみたいで」

まじめに生きてきて、好きな人と結婚してまじめな人妻だったはずなのにと彼女は消え入りそうな声で言った。まじめだったからこそ、そしていったん性的な喜びを知ってしまったからこそ、それがかなわなくなったとき、箍(たが)が外れてしまったのかもしれない。

「朝帰りこそしませんでしたが、私の帰宅が遅くなっても夫はなにも言わないし、週末は一緒に近所のカフェでブランチしたり映画を観に行ったりと仲良しのまま。

性的なこと以外、夫に不満はありませんでした。だからセックスだけ外注すればいい。そんなふうに思うようになったんです」

だがある夜、ふたりでリビングでくつろいでいると、「きみは最近、どんなセックスをした?」と夫がたずねてきた。キヨノさんが焦(あせ)ってなにも答えられないでいると、夫は「聞かせてほしいんだ」と真顔で言う。

◆他の男性に嫉妬しつつ興奮する夫

「夫は『刺激がほしい』と。刺激があれば自分もできるかもしれない。私が他の男とどうこうしているところを想像すると興奮する。きみの口から聞きたい、と。

この人、おかしいんじゃないかしらと思いながら、夫に問われるままに少しずつ話しました。夫は『つらい。きみが他の男としているなんて』と苦しそうな顔をするので話すのをやめると、『やめないでほしい』と懇願(こんがん)する。

どう言ったらいいんでしょう、夫が醸(かも)し出す妖しい雰囲気に飲まれて、私はヨシキとのこと、同僚とのことを結局、洗いざらい話してしまいました。夫は怒らず、つらそうな顔をしたまま、『きみを心から愛している』なんて言うんですよ。

嫉妬している夫をどう扱ったらいいかわからなかったけど、夫が望んでいることをしてあげたいとは思った。一般的にはあり得ないかもしれませんが……」

◆強固な「ふたりだけの世界」へ

寝取られ願望がある男性は一定数いる。キヨノさんの夫はそういうタイプだったのだろう。だが、夫自身、自分にそういう嗜好があるとは気づいていなかったようだ。

「あとから夫がしみじみと、『きみの幸せが僕の幸せだと思うことにした。嫉妬が僕のきみへの愛情のバロメーターになっているような気がする』と言いました。

同僚との恋は、あちらも既婚者だから妻にバレそうになって終わってしまったんですが、そのときも夫は慰めてくれました。夫も変だけど私も変だと思います。それでも妙なことに、夫への信頼と愛情は以前より大きくなっている」

なのに彼女は、懲りもせずに繰り返し恋をする。不倫をしながら夫への愛情を増大させていく妻、そんな妻を受け止める夫。強固な「ふたりだけの世界」が構築されつつあるのではないかと思えてならない。
<文/亀山早苗>

【亀山早苗】
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

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