
楽天モバイルは3月3日にモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」を発売しました。プラチナバンドに加えて5Gにも対応し、先代モデルからバッテリー容量も増えました。今回、楽天モバイルから実機を借りる機会を得たのでレビューしました。
●Rakuten WiFi Pocket 5Gの価格とスペック 先代モデルとの違いは?
楽天モバイルで発売されるモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の通常価格は1万6800円です。一部の対象者は先行キャンペーンにより楽天モバイルの契約とセットなら一括1円で購入できました。現在はキャンペーンによって、楽天モバイルに申し込むと2990円で購入できます。
Rakuten WiFi Pocket 5Gのスペックは以下の通りです。
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・本体サイズ:約114.3(幅)×72.1(高さ)×16.9(奥行き)mm
・色:ホワイト
・重さ:約177g
・バッテリー容量:4000mAh
・連続待受時間:約360時間
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・連続通信時間:約10時間(LTE)、約9時間(5G)
・最大接続台数:24台
・SIMタイプ:eSIM
・USB端子:USB Type-C
・付属品:クイックスタートガイド、無線LAN初期設定シール
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先代モデル「Rakuten WiFi Pocket Platinum」と比較すると、バッテリー容量が2440mAhから4000mAhに増え、公称値の連続待受時間も約260時間から約360時間に長くなりました。その分サイズが一回り大きくなり、重量も103gから177gに重くなっています。
●別売りのクレードルで固定回線にも最適
Rakuten WiFi Pocket 5Gは別売りでクレードルも販売しています(税込み3880円)。クレードルを充電器につないでおけば、利用後に本体をクレードルに差すだけで充電が可能です。
クレードルはRakuten WiFi Pocket 5Gを固定回線として使う場合にもオススメです。据え置き時の安定感が増し、インテリアにもなじみやすくなります。
楽天モバイルの最強プランはデータをどれだけ使っても月額料金は3278円で、初期費用や工事費もかからず、自宅に届いたらすぐにネットが使えます。光回線ほどの速度は出ませんが、1人暮らしや、それほど部屋数が多くない住居なら十分でしょう。これから引っ越しシーズンを迎えますが、光回線の工事が完了するまでのつなぎとして固定回線代わりにし、開通後はモバイルルーターとして使うのもオススメです。
●Rakuten WiFi Pocket 5Gを実際に使ってみた 速度はどれくらい?
筆者も実際にRakuten WiFi Pocket 5Gにスマホ(Google Pixel 8)をつないで使ってみました。スマホをRakuten WiFi Pocket 5GのWi-Fiに接続するには、WPSボタンを押して表示されるQRコードをスマホのカメラで読み取り、表示されたSSIDをタップするだけです。パスワードの入力も不要で、すぐに接続されました。
平日の夕方に福岡市天神の5Gエリア内で速度を測定したところ、おおむね40〜70Mbps程度でした。5Gの速度としてはそれほど速くはありませんが、一般的な用途には十分な速度でしょう。
また、同じ場所で有線接続したノートPCで速度を測定したところ、こちらは安定して80Mbps以上の速度が出ました。Wi-Fi接続でも十分でしたが、有線でつないだ方が若干速い結果になりました。
ちなみに、管理画面から5Gをオフにし、LTEのみでスマホで速度を測定したところ、10〜15Mbpsほどでした。こちらも普段使いには問題のない速度ですが、やはり5Gの方が速度は断然速いようです。ただし、楽天モバイルの5Gエリアはまだ整備されていない場所があり、ほぼLTEのみで通信するエリアで使うなら5G対応の恩恵は受けられません。5Gエリア外で使うならより安く買える4G対応の「Rakuten WiFi Pocket Platinum」を買うのもよいでしょう。
●Rakuten WiFi Pocket 5Gの対応バンド 他社のeSIMで使える?
Rakuten WiFi Pocket 5Gの対応バンドは以下の通りです。
・5G:n77/n78
・LTE:Band1/3/4/7/12/17/18/19/26/28
・TD-LTE:Band38/41
対応周波数帯を見ると、楽天モバイル以外にau回線が使う主要な4G/5Gバンドに対応しています。一方、ドコモ回線は主要な4Gバンドには対応しているものの、5Gのn79には非対応です。また、ソフトバンク回線は4GのプラチナバンドであるBand8に非対応です。どちらも全く使えないわけではありませんが、他社SIMで使うならau回線がよいでしょう。
ただし、Rakuten WiFi Pocket 5GはeSIM専用機です。楽天モバイルで使う場合、回線契約とセットで買えば電源を入れるだけですぐに使えるようにセットアップされて届きます。一方、他社のeSIMを入れる場合はスマホなどでeSIMプロファイルのQRコードの画像を保存し、管理画面からアップロードする必要があり、少々面倒です。
●povo2.0のeSIMで使ってみた プロファイルの設定方法は?
そこで実際にRakuten WiFi Pocket 5Gにpovo2.0のeSIMを入れてみました。筆者はpovo2.0を契約中のため、アプリからeSIMの再発行手続きをし、QRコードが表示してスクリーンショットを保存します。
その後、ルーター本体とPCをつないで楽天モバイルの管理画面にログインします。その後、「設定」→「モバイルネットワーク設定」→「eSIM設定」からeSIMプロファイルリストの「追加」を選択し、「画像アップロードでQRコードを読み込む」から保存したクリーンショットをアップロードします。
アップロード後は、APN設定が必要です。「設定」→「モバイルネットワーク設定」→「ネットワーク設定」から一度セルラーデータをオフにし、APN設定の追加ボタンをタップ後、povo2.0のAPN情報を入力します。その後、念のため再起動したところルーター画面がKDDIになり、問題なく通信できるようになりました。
Rakuten WiFi Pocket 5Gには複数のeSIMを入れておくことができ、用途に応じてeSIMを使い分けられます。ただし、使うeSIMを変更するたびに管理画面にログインが必要なので少々面倒かもしれません。
●Rakuten WiFi Pocket 5Gは海外でも使える
Rakuten WiFi Pocket 5Gは国際ローミングにも対応しているため、楽天モバイルのeSIMなら海外100以上の国と地域で月2GBまで追加料金なしでデータ通信ができます。1人で使うならスマホに楽天モバイルのSIM/eSIMを入れた方がよいですが、家族など複数人で行く場合はRakuten WiFi Pocket 5GなどのモバイルルーターでWi-Fiを共有した方がいいでしょう。海外渡航前には管理画面から国際ローミングをオンにする設定が必要なので注意してください。
●その他の便利機能と注意点
Rakuten WiFi Pocket 5Gにはデータ使用量の通知機能があります。管理画面には「データ使用量が設定した値に達すると、管理画面ログイン時に通知されます」との記載があり、あまり意味がないと思ったのですが、設定するとルーター本体のデータ使用量メーターの上限が設定値になるので分かりやすいです。
Rakuten 最強プランを契約中で、データ使用量を3GBまたは20GB未満に抑えたい人は、あらかじめ設定しておきましょう。ただし、表示される使用量はあくまで目安です。また使用量を一定値で止める機能はありません。
また、Rakuten WiFi Pocket 5Gはクレードル裏のLANポートだけでなく、本体またはクレードルのUSB Type-Cポートからも有線接続ができます。LANポートがないノートPCなどと接続する場合も、USB Type-Cケーブルが一本あれば有線接続が可能です。
その他の注意点として、Wi-Fiの5GHz帯は初期状態ではオフになっています。必要な場合は管理画面からあらかじめオンにしておきましょう。
以上、楽天モバイルのモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」のレビューでした。モバイルルーターとしてはもちろん、クレードルとセットで使えば固定回線としても使えます。今なら2990円で手に入るので、検討してみるといいでしょう。
著者プロフィール
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
・Twitter(現X):@simlabo_jp
・サイト:https://www.simlabo.jp/
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