
年齢を重ねるにつれ、体の不調とどう付き合うかは避けられない問題かもしれません。とくに職場では、どこまで話していいのか、どこからが余計なのか、判断に迷うこともあるでしょう。今回寄せられた投稿は、通院をめぐる同僚の心ない言葉に、戸惑ったという声でした。
『職場での話です。五十肩(肩関節周囲炎)が痛くて通院しても良くならず、何かあったら怖いからMRI検査を受けることを話した。そしたら同僚から、「検査するほどではない」「50すぎたらどこか痛くなるもの」「いちいち病院行ってたらキリがない」と言われた。シフト変更を頼んだわけでもないのに、イヤ味を言われる意味がわからない』痛みの程度や経過には個人差があるのではないでしょうか。投稿者さんは、体を大切にしようと考えています。自分の判断で週に2〜3回通院していることが大袈裟だと思われているのではと感じていました。
性格が悪い同僚だね!普通の日常会話
まず集まったのは、同僚の発言そのものを問題視する意見です。痛みで通院していることを批判するのは、性格が悪いとママたちは感じるようです。
『職場に迷惑をかけていないなら、必要ないと言われる筋合いはないよ』
『少しの不調くらいなら日常会話で話題にするけれどな。「肩上がらないから病院行ったよ」的な』痛みを訴える人に対して「大袈裟」と切り捨てる態度に、疑問を感じるママは少なくありませんでした。
『病院に行くお金や時間、心に余裕がない人のイヤ味だと思う』
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もしかして…病気の話をしすぎていなかった?
一方で、少し冷静な見方も寄せられました。通院や病気の話を、毎日のように詳しく語っていなかったかという指摘です。
『普段から「あっちが痛い」「こっちが痛い」と言いすぎていたら、またはじまったと冷たい言葉を返されても仕方ないかも』
『病院の話や、痛いとかツライとか、そういう話を聞くのがイヤなのだと思う』病院や検査の話は、聞く側にとっては重い話題になることもあるのかもしれません。また検査内容や病名を細かく説明すると、「同情してほしいの?」と鬱陶しく受け取られる場合もあるようです。
『婦人科疾患をもっている人が、職場のみんなに話していたのね。私は流していたのだけれど、ほかの人たちのなかに「聞き飽きた」「結局、何をしてほしいの?」と怒っている人もいた』悪気がなくても、「また病気の話。同じ話ばっかり」とうんざりされている可能性もあります。話す量や頻度によって印象が変わる点は、職場ならではの難しさと言えるでしょう。仕事に関係ないのなら、詳しく話さないほうが無難なのかもしれません。
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みんな何かを我慢している?配慮を求めているように聞こえたのかも
不調は誰にでもあるとの意見もありました。
『みんな多少の痛みを抱えながら働いているからではないかな』
『私も月1度は整形外科通院している。けれど通院より生活習慣を見なおすほうが大事な場合もあるよ。心配しすぎも、「病は気から」になる』
『配慮を求めているように聞こえることもある。「通院するほど肩が痛いから、察してね?」みたいな』年齢を重ねるほど、「どこまで病院に頼るか」は価値観がわかれるテーマかもしれません。具合が悪いときにすぐに病院に行ったほうがいいとの考え方がある一方、少々の不調で病院に行くべきではないとの考え方もあるでしょう。この程度なら……と我慢してる側であれば、病院に頼ると話されると「大袈裟」「配慮してほしいの?」と感じてしまうこともあるかもしれません。ただし、「我慢できるかどうか」は人それぞれであり、一概に比べられるものではないというのも現実です。
業務に関係する説明は必要
実務に支障が出る場合は、職場に最低限の説明が必要だという体験談もありました。
『腕が上がらず、品出しに支障が出たから病状と通院は伝えた。病院に通っていなくて「痛い」と言っているわけではないことと、通院で残業ができないことを報告した』
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イヤ味を言う人は無責任。受診は自分の判断でいい
最終的にママたちが口をそろえたのは、「受診は個人の自由」だという点でした。
『大きな病気を見逃すより、早めに診てもらうほうがいい』
『投稿者さんが受診せずにいきなり大病になっても、イヤ味を言っている人は何も責任取らないのよ』ただし相手の反応に傷つくなら、今後は病気の話を避けて話題を選ぶという自衛も必要なのかもしれません。
体調を気にして受診することは、決して大袈裟ではないのでしょう。ただ職場は友人関係とは違い、話し方や距離感に配慮が求められる場でもあります。自分の体を守る判断と、語らない判断。その両方を使いわけながら、ムリのない働き方を選んでいきたいものです。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・マメ美

