「生きたまま食われるんだよ」逆転勝訴のクマハンター “クマとの共存”質問に突きつけた現場のリアルにネット衝撃

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2026年03月31日 11:10  web女性自身

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猟銃の所持許可取り消しをめぐる訴訟で、最高裁で逆転勝訴した北海道のハンター男性の記者会見が話題となっている。



裁判は、北海道猟友会砂川支部長のハンターの池上治男さん(77)が’18年に砂川市からの要請でクマを駆除した際、銃弾が周辺の民家に当たる恐れがあったとして、北海道公安委員会から猟銃の所持許可を取り消され、処分は違法と訴えたもの。



一審は池上さんの訴えを認めたものの、二審の札幌高裁では逆転敗訴したため上告。最高裁で逆転勝訴したことにより、約7年ぶりに池上さんに猟銃が返還されることとなる。



判決後の記者会見で、’25年度のクマ被害が過去最多となったことを受け、ある記者が「そもそも猟友会のハンターに依存していいのかという、そもそも国内の野生動物管理に様々な課題はあると思うが、”クマとの共存”に向けてですね、今回の判決に抱く期待などは何かありますでしょうか」と質問した。



すると、池上さんは 「えっと、”クマとの共存”?」と聞き返し、「あなた、クマと共存はできないよ」 と一蹴した。



記者が「共存をどう考えるかっていう……」と説明しようとするも、池上さんは遮る形で「”共栄”はなんぼかできるかもわからないけれど、”共存”っていうのはまず無理」 と、自身の見解を述べた。



池上さんは、クマが人里に現れることの危険性について、 「そこに『クマが出た!』(となったら)共存できないよ。それだけ危険だってこと」 と強調。クマの保護活動の団体メンバーから「人間75億いるから、人間の1人や2人、やられてもいいんだ」と自宅にクレームの電話がくることもあると明かした。



そうした”クマとの共存”を求める声に対し、池上さんは 「あなた、もしね、本当にクマが可愛いんだったら、箱罠に入った熊を、頭を撫でに来いって。すると分かるから」 といい、日本の現状について 「ロイターも、CNNも来ました、このクマ問題で。世界中が笑ってますよ。日本のヒグマ行政については」と警鐘を鳴らした。



また、被害の凄惨さについて「人間が被害に遭うっていうのは、生きたまま食われるんだよ。腹から食われるよ。そしてあとは(遺体を)埋める。『土饅頭を作る』ってのは、その肉を後から食べにくるんだよ」 と、現場を知る者ならではの言葉で訴えた。



池上さんは、こうした悲惨な実態を知らない人は容易に”クマとの共存”と口にしがちだと指摘し、質問した記者に「あなたがそう思ってるわけじゃないだろうけど、”クマとの共存”っていうことを言ってしまったら、被害にあったご家族の方々がどういう思いをするかってことを考えなきゃダメだと思う」と助言。



続けて、「クマと戦って助かる人はほとんどいませんから。ヒグマとだったら尚更そうだ。この天井まで高いのがヒグマですよ。背、立ったらここまでいくんだよ」 といい、「そんな野生動物と共存するって安易なことを言ってたら、本当に人間、どこにも住めなくなっちゃうよね」 とその脅威を示した。



例えば、札幌の中心部にヒグマが出るようになったとしても「そのときにヒグマと共存できるのかってこと考えたら、大騒ぎですよ」と問題提起。クマに遭遇した際に「防御姿勢を取ればいい」といった一部の主張は「デタラメ」だとメディアを通して訂正しているといい「絶対無理です」と警告した。



そして、「共存するということの意味はこういう風に置き換えたらいいですよ。『山の自然を、正しい形に取り戻せ』」 だといい、「なんでかっていったら鹿が多すぎてヒグマとかクマが増えてきたってことは事実です。そういう科学的な論拠を捉えた上で、自然の中でヒグマがどこに住んでいるか」を論理的に考えることの必要性を説いた。



池上さんはヒグマの存在そのものについては、 「北海道にヒグマがいなかったら困りますから。唯一の素晴らしい動物なんですよ」 と敬意を表しつつも、 「たまたま人間のコミュニティにヒグマが入ってきて、そこで摩擦が起きる。入ってきて摩擦が起きないってことは絶対ありませんから、ある意味で”共存”っていうことはやっぱりちょっと違うかなという風に思いますね」 と語った。



現場を知る者が突きつけた”現場のリアル”の説得力の高さに、Xでは多くの賛同が寄せられた。



《人間が生きたまま喰われる恐怖。こりゃ共存するのは難しいわ…》
《ド正論。実際に対峙した人の言葉の重さよ》
《最前線で危険な動物や自然と接して来た方の話しには説得力がある》
《やっぱ現場の一線で恐い経験もされてるだろうから言葉に重みがあるよね…見入ってしまった。結局法律とか規則とか現場を何も知らん人間が机上の空論で作ったもんやしね。猟銃にしても2024年問題にしても…。実際に現場経験ある人間の意見を法制定に取り入れるべきやと思うわ》
《全ての個体に一切の手をつけないなんて無理よね。デング熱の騒ぎのときは殺虫剤で蚊を駆除しなければ人の命は守れなかったわけで。人間は今後も自然と戦って生きてゆくしかない。全ての生物がそうして生きてるのだから》



理想では語りきれない、自然界の現実を突きつけられたようだ。

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このニュースに関するつぶやき

  • この方、話し方や論理がしっかりしている。熊と渡り合ってきただけに頭がいい。馬鹿な質問をしたのは朝日新聞らしいけど、人間としての格が違うよ。
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