

聞かされた本音はショックでしたが、もう泣いている場合ではありません。きっとタカノリは、私が離れていくことなどないと舐めてかかっているのでしょう。けれど私は子どもたちを、そして私自身の尊厳を守らなくてはいけません。



尊厳すら認められない夫婦関係なんて、何の意味もないでしょう。それにこのまま生活をつづけたって、子どもたちは父親から愛情を受けられません。自分の主張も許されず、ずっと怒鳴られ怯えて暮らすことになるはずです。

私は子どもたちを守るため、そして自分自身の尊厳を守るために離婚を決意しました。タカノリの優しさも気遣いも、その「役目が終了」した今はカケラも感じられません。現在の冷たい態度こそがタカノリの本質なのでしょう。もはや夫婦生活をつづける意味を感じられませんでした。
義両親にも話をさせてもらうと宣言すると、タカノリは激しく動揺していました。離婚されてしまっては親孝行が台無しになると思っているのでしょう。けれどもう私の心は決まっていたのでした。
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