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2026年04月07日 21:40 ITmedia PC USER

レノボ・ジャパンは4月7日、ノートPC「ThinkPad」の2026年モデルを同日から順次発売することを発表した。この記事では、新モデルの概要を紹介する。
●新モデル共通の特徴
2026年モデルのThinkPadは、Tシリーズの一部を除き「Copilot+ PC」に準拠したAI PCで、レノボがここ数年積極的に取り組んでいるメンテナンス性を向上する取り組みを一層強化した他、一部のモデルにおいてキートップ印字のリニューアルも実施している。
メンテナンス性の向上
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メンテナンス性を向上すべく、ここ数年のThinkPadでは内蔵バッテリーのCRU(ユーザー交換可能部品)化を進めてきた。2026年モデルでは、これに加えて交換可能なUSB Type-C端子の搭載を行っている。
従来、Thunderbolt 4/5端子やUSB4端子を含むUSB Type-C端子に障害が発生した場合、メインボード(マザーボード)を丸ごと交換しないといけなかったが、交換可能な端子を備えるモデルでは端子部のみを交換すれば修理が完了するため、故障時のダウンタイムを極小化できる。USB Type-C端子がCRU指定されている場合は、ユーザーが交換することも可能だ(※1)。交換によって端子が直るかどうかの判定は、UEFI(BIOS)に格納した診断プログラムで判断できる。
USB Type-C端子の交換に対応するモデルは以下の通りだ。
・CRUとしてユーザーが交換可能(※1)
・ThinkPad T14s Gen 7(左側の2基のみ)
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・ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2(左側の2基のみ)
・ThinkPad T14 Gen 7(左側の2基のみ)
・ThinkPad T16 Gen 5(左側の2基のみ)
FRU(※2)として搭載
・ThinkPad X1 Carbon Gen 14(左側の2基のみ)
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・ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11(左側の2基のみ)
・ThinkPad X13 Detachable Gen 1
(※1)レノボのCRUには2種類あり、USB Type-C端子はPCに対するスキルが高い人向けの「オプションサービスCRU」という扱いとなる(※2)Field Replaceable Unit:技術員による「オンサイト修理」で交換可能な部品
キートップの印字のリニューアル
キーボードの配列については、ThinkPad X1シリーズ以外は2025年モデルと同じだが、ThinkPad X1シリーズとThinkPad Tシリーズについてはキートップの印字をリニューアルしている。具体的には印字のフォントを一新し、印字をセンタリングするようになった。
ただし、日本語キーボードに限り、印字のセンタリングは機能キーなど一部に限られる。
●ThinkPad X1シリーズ(フラグシップモバイル)
「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition」は、14型フラグシップモバイルノートPCの最新モデルで、いずれもIntel Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載する。Intelとのコラボレーションによる「Lenovo Aura Edition」を構成するモデルで、12コアGPU(Intel Arc B390)を備えるCPU「Core Ultra X7」も選択可能だ。
両モデルは一部の構成を除き受注を開始しており、最小構成の標準価格は以下の通りとなる。
・X1 Carbon Gen 14 Aura Edition:65万4060円
・X1 2-in-1 Gen 11 Aura Edition:70万7960円
両モデルは先代からボディー構造を一新し、本体フレームをキーボードユニット(Bカバー)とマザーボードで挟み込む「スペースフレーム」を採用した。ThinkPadにおける新ボディー構造の採用は約12年ぶりだという。
これにより、マザーボードやバッテリーを取り外さずにキーボードユニットを換装できるようになり、換装に掛かる時間も約90%削減されるという。
ただし、Thunderbolt 4(USB4)端子と同様に、構造上の都合でキーボードはFRU扱いで、エンドユーザーによる換装は保証外となる。
ポート類は、左側面にHDMI出力端子、Thunderbolt 4端子×2(交換対応)、イヤフォン/マイク端子を、右側面にnanoSIMカードスロット(5G/LTE対応構成のみ)、Thunderbolt 4端子とUSB 5Gbps(USB 3.2 Gen 1) Standard-A端子を備える。
最軽量構成の本体重量は、X1 Carbonが約977g、X1 2-in-1は約1.15kgとなる。
●ThinkPad Tシリーズ(14〜16型上位)
14〜16型上位モデルのThinkPad Tシリーズでは、14型の「ThinkPad T14 Gen 7」、16型の「ThinkPad T16 Gen 5」と、14型の薄型「ThinkPad T14s Gen 7」「ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2」の4モデルが登場する。
いずれも5月中旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は追って発表される。
ThinkPad T14 Gen 7/ThinkPad T16 Gen 5
T14 Gen 7とT16 Gen 5については、Core Ultra X7を含むCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデルと、Ryzen AI PRO 200シリーズまたはRyzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデルを用意している。特にIntelモデルについては、CPUの最大TDP(熱設計電力)を30Wとした上で、交換/換装が可能なLPDDR5Xメモリモジュール「LPCAMM2」を採用している。
T14 Gen 7のIntelモデルについては、ボディーカラーとして従来からの「エクリプスブラック」に加えて「コズミックブルー」も選べるようになった。新色はユーザー調査に基づき追加したものだという。
最軽量構成の重量はT14 Gen 7が約1.27kg、T16 Gen 5が約1.63kgとなる。
ThinkPad T14s Gen 7/ThinkPad T14s 2-in-1 Gen 2
T14s Gen 7は、Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデル、Ryzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデル、そしてSnapdragon X2 Plus/Eliteを搭載するQualcommモデルから選択可能だ。T14 Gen 7と同様に、ボディーカラーはエクリプスブラックとコズミックブルーの2種類を用意している。
T14s 2-in-1 Gen 2は、T14s Gen 7のIntelモデルをベースに、コンバーチブル式の2in1機構を備えたモデルだ。本体側面に充電対応のペンスロットを備えることで実用性も高めている。最軽量構成の重量は約1.35kgだ。
●ThinkPad Xシリーズ(モバイル上位)
モバイルの上位モデルに相当するThinkPad Xシリーズでは、13型クラムシェルの「ThinkPad X13 Gen 7」と、13型デタッチャブル(キーボード着脱式)2in1の「ThinkPad X13 Detachable Gen 1」が投入される。
ThinkPad X13 Gen 7
X13 Gen 7は、先代(Gen 6)のボディーを踏襲しつつ、CPUを最新世代にアップグレードしている。Core Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデルと、Ryzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデルを取りそろえており、最軽量構成では約936gと可搬性にも優れる。
5月中旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は追って発表される。
ThinkPad X13 Detachable Gen 1
X13 Detachable Gen 1は、ThinkPad Xシリーズに新たに加わったモデルで、2021年と2024年にリリースされた12.3型「ThinkPad X12 Detachable」の後継となる。CPUはCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)で、本体両側面にThunderbolt 4端子を1基ずつ備えている。
7月下旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は追って発表される。
●ThinkPad Lシリーズ(スタンダード)
スタンダード(メインストリーム)を担うThinkPad Lシリーズでは、14型の「ThinkPad L14 Gen 7」と16型に「ThinkPad L16 Gen 3」が登場する。いずれもCore Ultraプロセッサ(シリーズ3)を搭載するIntelモデルと、Ryzen AI PRO 400シリーズを搭載するAMDモデルを用意している。
最軽量構成でL14は約1.4kg、L16は約1.8kgとXシリーズやTシリーズと比べると本体重量は重めだが、USB Standard-A端子を多めに備えることで、古めのUSBデバイスを多く抱えている環境で快適に使えるようになっている。
5月中旬以降の発売を予定しており、最小構成の標準価格は追って発表される。
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