「がつがつ食べ飲んだ」のに会計時に席外し!? 居酒屋バイト中の女友達の「ありえない行動」

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2026年04月12日 22:10  All About

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離婚しシングルマザーになった友人を元気づけるため、彼女が働く居酒屋へ出かけた47歳女性。「休憩をもらったから一緒に食事する」という彼女と楽しい時間を過ごしていたものの、彼女は「意味の分からないお願い」をしてきて……。※サムネイル画像:PIXTA
モヤモヤしたことを抱えているのは、さらにモヤモヤを深めるもの。自分が狭量なのか、いや、やっぱり相手が非常識なのかと考えてしまうこともある。特に支払いに関しては、あまりに不公平だと看過できないご時世だ。

友人のためになりたくて

学生時代の友人ミドリさんが離婚し、シングルマザーとしてがんばっていると聞いたヒロカさん(47歳)。もう1人仲のよかったカナコさんと2人で、ミドリさんがアルバイトをしている居酒屋に客として行くことにした。

「少しでも彼女の役に立ちたいと思って。感じのいい店だったら、他の人も誘ってまた行きたいと思ったし。ミドリも『ぜひ来て。ありがたいわ』と言っていたから」

開店してすぐくらいの早めの時間に行き、ヒロカさんとカナコさんがテーブルに着くと、ミドリさんが「まだ忙しくないから私も休憩もらったの。一緒に食事してもいい?」と同席した。

「久しぶりに3人で会ったので、まるで学生時代に戻ったように楽しかった。ミドリは離婚したとはいえ、『1人娘ももう大学生だし、私は昼夜働いているけど楽しんでる』と元気そうだったので安心しました。噂ではかなり落ち込んでいるということだったから心配していたんです」

そこは居酒屋といってもちょっと高めの落ち着いた店で、料理もおいしかった。人気店のようで時間とともに人が少しずつ入ってくる。お腹をすかせて行ったし、ミドリさんの顔を立てるつもりもあって料理もかなりたくさん頼んだ。

居酒屋スタッフに飲み物をごちそうすることに

「3人でがつがつ食べました。私はお酒を飲まず、カナコはちびちびと飲んでいました。ミドリは日本酒をハイペースで。そういえば彼女は昔から酒豪だったと思い出しました」

そのうちミドリさんが、「ねえ、悪いけど店主夫婦と従業員さんに飲み物もらってもいいかな」と言いだした。

「意味が分からなかったんですが、それは私たち3人が払うんだよねと思いながらカナコの方を見ると、うなずいているのでいいよと言って……」

店主夫婦はもちろん、従業員からもお礼を言われた。ミドリさんも満足そうだった。そのうち店内がさらに混んできたので、ミドリさんは「休憩終わりだわ。ゆっくりしていって」と仕事に復帰した。

会計は2人で?

ヒロカさんとカナコさんは家庭もあるからと早めに席を立った。会計は思いがけず高額だった。会計時にミドリさんは見あたらず、店主が探してくれたが「ちょっと席を外しているみたいだ」と言われた。

「支払って店を出たところで、カナコが『私たち、なんかだまされたみたいだよね』と言ったんです。ミドリの分の酒代や店主や従業員への飲み物代も私たち2人が支払った。いや、いいんですよ。ミドリが支払う意志があると分かれば、いいよ、元気づけに来たんだから私たちがと言うつもりだった。でも彼女は支払うときにいなかった。それがなんだか許せなくて……」

友情をダシにして支払わされたという感覚が強かった。気持ちを踏みにじられた不快感があった。

「その後、ミドリからお礼のメールは来ました。でも支払いについての言及はなかった。『また来てね。2人とも裕福そうで羨ましいわ』って。だから払わせたんでしょうかね」

友人が海外旅行をすると聞いてモヤモヤ

どう考えてもすっきりしなかった。その後、別の友人網から、「ミドリは離婚したとき慰謝料をたんまりもらったらしい」という噂も流れてきた。海外旅行に行っているという話を聞いて、例の居酒屋に“あのときの客”として電話してみると確かに休暇をとっていた。

旅行に出かけたんでしたっけとカマをかけてみると、人のよい店主が「そうなんですよ。1週間も行ってくるってうれしそうでした」と話してくれた。

「カナコにそれを話して2人でため息をつきました。昔からちょっとあっけらかんとしたところはあったけど、人をだますようなことをする人ではなかったはず。でもこれをだまされたと思う私たちがセコすぎるのかなと2人で話して……。彼女は旅行から帰ってきても、もちろんおみやげ1つくれません。ほしいわけじゃないけど、なんだかね」

半年も前の話だけど、やっぱりスッキリしないんですよとヒロカさんは憂鬱(ゆううつ)そうな表情で言った。当然のことながら、2人ともミドリさんには連絡をしていないし、彼女からもそれ以来、連絡はない。

もともと私たちのことなんか友達だとも思っていなかったのだろう、こちらが悪いことをしたわけではないから忘れよう。学生時代は3人仲がよかったのだから、あの時代の思い出だけを心に秘めておこう。ヒロカさんはそう決めたという。
(文:亀山 早苗(フリーライター))

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